「お祭り」と聞くと、夏を思い浮かべる方が多いかもしれません。でも実は、真冬にお祭りを開催する地域は少なくありません。特に北海道や東北など雪がたくさん降る地域では、雪像や氷像、かまくら、雪灯籠などを造って“極寒をあえて楽しむ”“冬ならではのアートに昇華する”といったお祭りが多いんですよ。
そこで今回は、その中でもおススメの冬まつりをピックアップしてご紹介します。日程に余裕があるので、興味のあるお祭りがあれば、早めにお出かけの計画を立ててみては! 第1回目は「関東以北編」です。
2018千歳・支笏湖氷濤(ちとせ・しこつこひょうとう)まつり/北海道千歳市
支笏湖の湖水をスプリンクラーで噴射して造った巨大な氷のオブジェが見事な千歳・支笏湖氷濤まつり。今回が40回目の開催となりますが、毎年26万人以上が訪れる大人気の冬まつりです。
期間中には、ウエディングセレモニー、和太鼓の演奏、土日には花火の打ち上げなど、まつりを盛り上げる企画満載! また会場近くには「美肌作りの湯」として知られる名湯「支笏湖温泉」があるので、体が冷えてしまったらぜひ足を運んでみてくださいね。
『2018千歳・支笏湖氷濤(ちとせ・しこつこひょうとう)まつり』
■期間:2018年1月26日(金)~2月18日(日)
■開催地:北海道千歳市支笏湖温泉
■問い合わせ先:0123-23-8288 (支笏湖まつり実行委員会)
■アクセス:JR「千歳」駅よりバスにて「支笏湖」停下車、徒歩5分
■詳しくは2018千歳・支笏湖氷濤HPをご確認ください
青根温泉雪あかり/宮城県柴田郡
伊達家歴代藩主が湯治のために足繁く通ったという青根温泉。この山あいの静かな温泉地にたくさんの観光客が訪れる、年に一度の大イベントが「青根温泉雪あかり」です。地元の方や子どもたちが雪で祠をつくりロウソクを灯して作る雪灯籠は、その数2000。それはそれは幻想的な光景が広がります。
お出かけの際はしっかり防寒対策をしてくださいね! 先着600名には豚汁や玉こんにゃくがふるまわれるそうですので、そちらもお楽しみに。
『青根温泉雪あかり』
■期間:2018年2月11日(日・祝)15:00~20:30頃 ※点灯式16:30~
■開催地:宮城県柴田郡川崎町青根温泉 青根児童公園、公衆浴場じゃっぽの湯前特設会場
■問い合わせ先:0224-87-2188(青根温泉合同会社じゃっぽの湯)
■アクセス:JR「白石蔵王」駅よりバスにて「遠刈田温泉」停下車、車にて10分
■詳しくは青根温泉じゃっぽの湯HPをご確認ください
横手の雪まつりかまくら/秋田県横手市
横手のかまくらは小正月に行う民俗行事で、約450年の歴史があるのだそう。雪の山をくりぬいて作った空間の奥に水神様をまつり、お神酒や甘酒、お餅などを供えるのが習わしです。
「横手の雪まつりかまくら」では、約100基の大きなかまくらとたくさんのミニかまくらに火が灯り、町中がお祭りムードに。かまくらの中から子どもたちが「入ってたんせ」と声をかけ、かまくらの中へ招き入れてくれます。水神様にお賽銭をあげたら、甘酒や焼いたお餅のもてなしを受けましょう。雪国情緒あふれる楽しい体験ができますよ!
『横手の雪まつりかまくら』
■期間:2018年2月15日(木)~16日(金)18:00~21:00
■開催地:秋田県横手市 横手市役所本庁舎前道路公園、二葉町かまくら通り、羽黒町武家屋敷通り、横手公園、よこてイースト
■問い合わせ先:0182-33-7111(一般社団法人横手市観光協会)
■アクセス:JR「横手」駅より徒歩10分
■詳しくは横手市観光協会HPをご確認ください
つなん雪まつり/新潟県中魚沼郡
津南町といえば日本有数の豪雪地で知られます。
今回で42回目を数える「つなん雪まつり」は、スノーボードジャンプ大会「SNOWWAVE」、雪上自転車体験、かまくら神社、雪中宝探しなど雪国ならではの楽しい企画が、目白押しのお祭りです。
そして、最大の見どころが夜空に無数の灯篭が舞う「スカイランタン」! この世のものとは思えないほどの美しい光景を、しっかり目に焼きつけてくださいね。
『つなん雪まつり』
■期間:2018年3月10日(土) ※3月9日(金)に前夜祭を開催
■開催地:新潟県中魚沼郡津南町秋成12300 ニュー・グリーンピア津南特設会場、ふれあい広場会場
■問い合わせ先:025-765-5585(津南町観光協会)
■アクセス:JR「越後湯沢」駅・JR「津南」駅より南越後バスにて「津南町役場前」停下車、シャトルバスにて会場まで
■詳しくは津南町観光協会HPをご確認ください