先月(2016年12月)に、18府県33件の祭りで構成される「山・鉾・屋台行事」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。今回は、その中でも秩父・川越を取り上げさせて頂きます。先月東京から川越市に引っ越した筆者。この場をお借りして、これから「地元」となる川越、そして秩父を勉強すべく色々調べてみましたので恐縮ですがお付き合いくださいませ!1月に入り寒波に覆われ冬本番の日本列島ですが、すぐそこまで来ている早春のお出かけにもオススメです。
ユネスコ登録、お江戸横丁人気で今年の川越まつりは盛り上りそうです
城下町ならではの街の佇まい、蔵造りの風情ある街並みが人気の川越お江戸横丁。筆者は引っ越してきたばかりでまだゆっくりと訪れる事ができていませんが、最寄駅(本川越・川越・川越市駅の3駅からアクセスできます)などはいつも散策に出かける観光客の方で賑やか。喜多院、川越氷川神社、川越城本丸御殿、成田山別院、市立博物館、名物の鰻・芋菓子などなど見所が盛りだくさんで、早く筆者も川越巡りをしたくてたまりません。先月のユネスコ登録でますます盛り上がりを見せている川越です。さて、登録された川越まつり、開催は毎年10月、まだだいぶ先ですが、今から勉強しておきたいと思います。
川越まつりは、川越市宮下町の川越氷川神社の例大祭。起源は江戸時代初期の慶安元年(1648年)まで遡るそう。小江戸川越の財力を背景に発展していったと言われています。江戸「天下祭り」の様式を継承し、人形を乗せた山車が引き回されます。2005年には「川越氷川祭りの山車行事」が国の重要無形民俗文化財にも指定されています。数台の山車が向き合い囃子を競うのが見所だそうです。秋の小旅行に、川越散策(名産さつま芋も旬を迎えますね!)&おまつり見物、ぴったりですね。
秩父夜祭
川越まつりよりも、全国的にも有名な秩父夜祭。京都祇園祭・飛騨高山祭と共に三大曳山祭にも数えられています。見物に行ったことのある方も多いと思います。筆者も、この勇壮な夜の山車に魅せられ毎年通いつめていた父に連れられ子供の頃何度か見物に出かけました。山間部の秩父地方、12月は底冷えがしますが全国各地から見物客が訪れる人気のお祭ですね。
毎年12月2日・3日の両日に開催される秩父夜祭。江戸時代の寛文年間(1661〜72年)の頃に始まったと言われています。秩父の養蚕や織物業の発展とともに盛大になり、「お蚕祭り」とも呼ばれていたそうです。豪華な装飾の屋台4基と2基の笠鉾は国の重要無形民俗文化財にも指定されています。夜の闇に浮かび上がるきらびやかな山車は圧巻の美しさ。寒い季節にもかかわらずたくさんのファンが訪れるのも納得ですね。今年はユネスコ登録後2回目の開催、きっとさらに多くの方が訪れることでしょう。お出かけの際はしっかりお天気をチェック、防寒対策を整えてのぞみたいですね。
川越お江戸横丁近隣おすすめスポット
「ジモティ」歴一ヶ月にも満たない筆者ですが、川越お江戸横丁のおすすめスポットがあります。川越市立博物館や川越城本丸御殿にもほど近い、JAいるま野が運営する農産物産直所・あぐれっしゅ川越です。地場産中心の採れたての新鮮な農産物が並んでいます。川越名産さつま芋はたくさんの品種が並び迷うほど。すぐ食べられる焼き芋も販売しています。営業中も農家の方が直接採れたて野菜を補充していました。農産物の他、地元で作られた加工品(味噌など)、近隣パン店の無添加パンなどなどetc。屋外には座れるちょっとしたスペースもあり、買ったパンや焼き芋などをその場で頂く事もできます。採れたて野菜のお土産も喜ばれそうですね。
関東・都内近郊などから気軽に日帰り旅行が楽しめる川越、早春のお出かけに是非いかがですか。