リオ五輪のメダルラッシュに沸いた2016年。昨年の世相を表す漢字一文字が「金」だったことも記憶に新しいですが、さまざまな名シーンが多くの感動を呼びました。
東京五輪開催まであと3年。会場見直し問題も一応決着し、今年は2020年に向けての機運も高まっていくでしょう。
国土交通省は、東京五輪パラリンピックの特別仕様ナンバープレートのデザイン案を公募すると発表。
いよいよ今日から公募がはじまります。その概要についてご紹介しましょう。
自動車のナンバープレートに図柄が入る!
自動車のナンバープレートと言えば、ご存じのとおり、白地に地域名と番号などが書かれたもの。正式には、自動車登録番号標(軽自動車・二輪自動車は車両番号標)といい、自動車の名札のようなものです。
ミニバイクでは、すでにご当地図柄入りナンバープレートは登場していますが、自動車のナンバープレートに図柄を入れるという日本初の試みが、東京五輪パラリンピックに向けて始まります。
交付対象は、自家用・事業用の自動車、自家用の軽自動車(二輪のぞく)。
では、特別仕様のナンバープレートのデザインの公募概要を紹介しましょう。
●募集期間:1月6日〜1月31日正午(必着)
●応募者の資格:日本在住の個人
●デザイン案のおもな条件:大会ビジョンである「スポーツには世界と未来を変える力がある」や、3つの基本コンセプト「全員が自己ベスト」「多様性と調和」「未来への継承」を反映したデザインであること。
また、日本で開催される大会の記念であることを表現していることや、自動車のデザインや自動車の走る街並みのクオリティを高めるものであること。
商標登録などを侵すおそれがないものであること。ナンバープレートとして視認性が十分確保されていることなどがおもな条件になっています。
応募できるデザイン案は一人一作品のみ。プレート右上には、大会エンブレムが入り、富士山や桜など日本らしいイメージが想定されています。
採用の発表は、夏ごろの予定です。
●大会ビジョンの詳細
●応募専用サイト(国土交通省)
寄付金は大会開催の交通サービスの整備促進などに
この特別ナンバープレートは、ことし10月頃から期間限定(2020年までの間)で、全国の希望者に交付されることが予定されています。新車でも既存のナンバープレートからの付け替えでも大丈夫。
料金には寄付金がプラスされ、大会開催の交通サービスの整備促進などに充てることが予定されています。
アトランタ五輪やバンクーバー五輪などでは、こうした特別仕様のナンバープレートが発行された例もあったとか。
一体どのような図柄のプレートが誕生するのか……東京五輪プレートを街中で見かけたら、思わず見入ってしまいそうですね。
また、ラグビーW杯を記念したナンバープレートも、今年度に交付開始する予定です。
2018年秋には、地域版の図柄入りナンバープレートの導入が開始される予定で、さまざまなナンバープレートを街でみかける日もそう遠くないようです。
もし採用されれば、一生の記念になりますね! ぜひ、この機会に応募してみてはいかが。