「スノーモンスター」「アイスモンスター」「ホワイトモンスター」の愛称で呼ばれる、圧倒的迫力の樹氷群。
山形と宮城の県境に位置する蔵王では、今日から3月5日までの限定52日間、樹氷のライトアップが実施されます。
青空の下、なだらかな山裾を埋め尽くすモンスターのきらめき、夕陽に染め上げられる幻想的なモンスター、そして漆黒の闇に浮かび上がるファンタジックなモンスター……。時間帯ごとに変幻自在に姿を変える自然が織りなす一大造形美を鑑賞しに、スノーリゾート蔵王まで足をのばしてみませんか。
世界から観光客が訪れる冬の絶景スポット・蔵王
樹氷は「適量の降雪量」「亜高山地帯の山の西傾斜」「多量の過冷却水滴(湿気)」「強い西風」「強い冬型の気圧配置」などの諸条件が重ならないと完成しない自然の芸術品なのですが、常緑針葉樹「アオモリトドマツ」が自生していることも、樹氷を形成する一要素といわれています。
こうした点から、世界的に非常に珍しい現象とされ、国外では「黒い森」と呼ばれるドイツのシュヴァルツヴァルト、そして国内では、山形と宮城の県境に位置する蔵王、青森の八甲田、秋田の八幡平だけにお目見えする樹氷。
「日本の冬の絶景スポット」蔵王には絶景をひと目見ようと世界各国から多くの人が訪れますが、本日12月23日から2017年3月5日まで期間中、東武グループが運営する「蔵王ロープウェイ」で、スノーモンスターのライトアップを実施!
さらに、ナイトクルーザー号に乗車(事前予約)して、ダイナミックかつ幻想的な樹氷を間近で鑑賞できるというから、これはもう見逃せません。
■ナイトクルーザーで行く「樹氷幻想回廊」ツアー(要事前予約) : ツアー開催日は下記日程と同じ。
蔵王山麓駅出発時間/17、18、19、20時(出発10分前集合)、定員は1便あたり最大36名、料金はおとな3800円、こども3100円(山麓千往復+雪上車)
気になる、52日限定のライトアップの日程は?
蔵王の樹氷の見頃は1月初旬〜3月中旬ですが、ライトアップは52日限定のイベント。
パワースポット流行りの昨今、温泉とグルメを兼ねた多くの女子が、パワーを授かりに旅行を兼ねて樹氷見学に訪れているそうですし、恋人と一緒ならひときわロマンチックなひとときを過ごせるでしょう。また、ファミリーであれば忘れられない思い出となるはずです。
蔵王ロープウェイ
■期間 : 12月23日(祝)〜2017年3月5日(日)(限定52日) ■ライトアップの時間 : 17〜21時
〈12月〉 ➡ 23日(祝)、24日(土)、29日(木)、30日(金)、31日(土)
〈1月〉 ➡ 1日(祝)、2日(休)、3日(火)、7・8日(土日)、14・15日(土日)、21・22日(土日)、27日(金)、28・29日(土日)、30日(月)、31日(火)
〈2月〉 ➡ 平日、土日、祝日にかかわらず全日開催
〈3月〉 ➡ 1日(水)、2日(木)、3日(金)、4・5日(土日)
■ライトアップ時の往復乗車運賃 : おとな 2600円、こども 1300円(上りは最終〜19時50分)
※アクセス等はHPを参照。蔵王周辺の気温はマイナス10度以下になるため万全の防寒対策を
スキー&スノボ、樹氷、温泉、美味を欲張りに楽しみたいなら
■中央エリア■樹氷・山頂エリア■ユートピアエリア■上の台エリア■パラダイスエリア■横倉・大森エリアと、良質のパウダースノーを楽しめる変化に富んだゲレンデでは〈NIGHT SKI〉〈チューブスライダー〉なども!
さらに、東北最大のスノーリゾート蔵王では、趣向を凝らしたイベントを多数開催。日中はスキー、スノボを心ゆくまで満喫し、夕刻からは温泉、美味、夜間はライトアップされたスノーモンスターに酔いしれる……。
世界に誇る樹氷群と、蔵王連峰を臨む絶景の大パノラマに抱かれ、思いっきり、そして欲張りに楽しんじゃいましょう。
加えて〈冬のHANABI〉〈冬の働く車大集合〉〈樹氷原10kmロング滑走・スキー感謝祭〉〈1000人松明(たいまつ)滑走〉など、見どころ満載かつ毎年恒例の「蔵王樹氷まつり」をはじめ、イベントも多数開催されるので、チェックをお忘れなく。
Tenki.jpでも、蔵王エリアのスキー場・ゲレンデ情報を多数発信しているので、天候はもちろん、ゲレンデコンディションを確認のうえお出かけください。