今夜(5日)の満月は、今年最も大きく見える「スーパームーン」です。今夜は北海道や東北、北陸、山陰、九州北部を中心に満月が見られそうです。関東から九州南部にかけては雲が多く、あいにくの天気になりそうです。
●スーパームーンが大きく見えるわけは?
今夜(5日)は22時19分に満月を迎えます。そして、今年最も大きく見える満月「スーパームーン」です。今年最も小さく見える満月「マイクロムーン」は4月13日でしたが、スーパームーンはマイクロムーンよりも約14%も大きく、最大で30%ほど明るく見えるとされています。
月は地球の周りを楕円軌道で回っていますので、地球との距離は一定ではありません。平均距離は約38万4400㎞ですが、最も近い時は約36万㎞、最も遠い時は約40万㎞になります。そのため、地球から見える月の大きさに違いが生まれるのです。
●今夜(5日)満月を見られる所は?
今夜(5日)は日本海側を中心に晴れる所が多いでしょう。北海道はよく見える所が多いでしょう。絶好のスーパームーン観察日和になりそうです。東北や北陸も見える所がほとんどでしょう。山陰や九州北部も観察には最適の天気となりそうです。
スーパームーンの観察の際は、高いビルなど遮るものがなく、空を見渡せる場所が最適です。月はかなり明るいため、街灯などがあっても問題はなく、天気が良ければ肉眼でも迫力ある光景が見られるでしょう。夜は冷えますので、コートなどを羽織って、暖かい服装で観察をするようにしてください。東北などちょうど紅葉が見頃を迎えている所では、紅葉とのコラボレーションを楽しめそうです。
東北南部や関東から九州南部にかけては太平洋側を中心に雲が広がり、雨の降る所がありそうです。観察にはあいにくの天気になりますが、一部では雲の切れ間から眺めることができそうです。明日6日の夜は、関東から九州は晴れる所が多いため、満月に近い大きな月を眺めることができそうです。
