
台風25号に加えて、新たな台風が発生する予想です。気象庁はカロリン諸島の熱帯低気圧が、今後、台風に発達する見込みと発表しています。今後の動向に注意が必要です。
●新たな台風発生へ
今日4日午前9時、強い台風25号がフィリピンを直撃しています。台風25号は今後も西よりへ進み、南シナ海で非常に強い勢力に発達するでしょう。その後はベトナムからラオスへ進み、熱帯低気圧に変わる見込みです。日本への直接的な影響はないでしょう。
台風25号とは別にカロリン諸島には熱帯低気圧があり、気象庁はこの熱帯低気圧が今後、台風に発達する見込みと発表しました。台風に変わる熱帯低気圧は、今後、発達しながら北西へ進み、フィリピンの東で暴風域を伴うでしょう。
その後の進路はまだはっきりしませんが、日本や海外の予測モデルでは、そのまま西よりへ進むと予測するものや沖縄付近まで北上したあと、本州の南へ進むと予測するものもあります。最新の台風情報に注意が必要です。
●過去には11月に台風の影響も
日本の台風シーズンはそろそろ過ぎようとしていますが、11月に日本列島に接近する台風もあります。
11月の平年の台風の接近数は0.5個で、主に沖縄や伊豆諸島・小笠原諸島などに影響を与える年があります。過去には1度だけ、11月に上陸した台風があります。1990年の台風28号で、11月30日に和歌山県白浜町の南に上陸しました。これは1951年に統計を取り始めてから、最も遅い上陸となった台風です。
台風シーズンは終わりつつありますが、もう少し南の海上に目を向けておく必要がありそうです。
