
台風9号による雨や風によって、関東や東北の道路にも影響が出そうです。特に今日2日の午前中は千葉県で影響が大きくなる見通しです。車でのお出かけの際はご注意ください。
●最新の台風9号情報
台風9号は、2日午前5時現在、千葉県銚子市の東約100キロを1時間におよそ15キロの速さで北東へ進んでいます。
このあとは、北東に進路をとり、徐々に日本列島から離れる見通しです。台風による雨は午前中にほとんどの所で止みそうですが、風の強い状態は続くでしょう。海上では非常に強い風が吹く所もありそうです。
●道路影響予測
「道路の気象影響予測」を見てみると、今日2日(土)の午前中に千葉県で、影響の可能性が大きくなっています。そのほかの関東と東北の地域でも、東京都や神奈川県、茨城県、福島県、宮城県で影響がある予想となっています。
雨は昼ごろまでにはほとんどの所で止みますが、止んだあとでも道路が濡れている所はありそうです。風も沿岸部では車の運転が困難になるほどの「非常に強い風」が吹く所があり、内陸でも横風に流される感覚を受ける「強い風」が吹く所もあるでしょう。夏休み期間の土曜日で車でお出かけを予定されている方もいると思います。天気は回復して青空が広がっていたとしても、風の強い状態は続きそうです。車の運転には十分にご注意ください。
●非常に強い風って どんな風?
非常に強い風とは、平均風速が20m/s以上30m/s未満の風を表しています。時速だと、およそ70km~110kmで、高速道路の自動車並みの速さです。これは、何かにつかまっていないと立っていられないような風で、車は通常の速さで運転するのが困難になります。このような風が吹くと、屋根瓦や看板が落下したり、飛散したりする恐れもあります。(なお、瞬間風速は平均風速の1.5倍程度になることが多く、時には3倍以上になることもあります。)
飛来物によって負傷する可能性がありますので、屋外での活動は警戒が必要です。非常に強い風が予想される場合には、植木鉢など飛ばされやすい物は屋内にしまいましょう。