
今週の東海地方は、暑さが一段と厳しさを増すでしょう。愛知県や岐阜県では、最高気温が40℃に迫る日がたびたびありそうです。熱中症リスクが高い状態が続きます。昼間の外出は極力控えるなど、災害級の暑さに警戒してください。
●今日28日は安定した夏空 熱中症に厳重警戒
今日28日は、上空の高い所まで、高気圧に覆われています。東海地方は、目立った雲はなく、朝から強い日差しが照りつけています。夜にかけて安定して晴れる所が多く、にわか雨は、山沿いの狭い範囲に限られそうです。山や川のレジャーは、引き続き、天気の急変に注意が必要です。急な強い雨や落雷、竜巻などの激しい突風、ひょうに注意してください。
今週は、先週よりも暑さがワンランクアップするでしょう。午後は、さらに気温が上昇し、最高気温は、名古屋と岐阜で37℃、津で34℃、静岡で33℃の予想です。愛知県と三重県には、熱中症警戒アラートが発表されています。できるだけ暑さを避け、涼しい環境で過ごし、熱中症にならないよう気をつけましょう。
名古屋で、30℃を下回るのは22時頃となりそうです。今夜も、熱帯夜の所が多く、寝苦しいでしょう。寝る前にコップ一杯の水を飲むなど、夜間の熱中症にも十分注意してください。
●29日(火)~8月4日(月) 名古屋や岐阜は体温超えの危険な暑さが続く
明日29日以降も、安定した夏空が続く所が多いでしょう。連日、朝から強い日差しが照りつけて、午前中からぐんぐん気温が上がる見込みです。濃尾平野では、多くの所で連日、最高気温は38℃や39℃の高温が予想されます。危険な暑さとなるため、昼間の暑い時間は外出を極力避けて、涼しい場所でお過ごしください。1週間以上、高温状態が続くため、暑さによる疲れも溜まります。十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、体調管理に気をつけてください。
●8月5日(火)~10日(日) 7日(木)頃から暑さは少し落ち着く?
8月6日(水)頃にかけて、猛烈な暑さが続くでしょう。
7日(木)以降は、高気圧の勢力が弱まり、気圧の谷や湿った空気の影響を受けて、これまでよりも雲が多くなる見込みです。あちらこちらで、雨が降ることもあるでしょう。暑さは少し落ち着き、最高気温35℃以上の猛暑日からは解放されそうです。
●熱中症の応急処置
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。