
昨日(23日)から今日(24日)にかけて、歴史的な猛暑に見舞われている北海道。今日発表になった最新の1か月予報によると、この先1か月も気温は平年より高く、特に8月上旬にかけてが平年よりかなり高い予想となっています。平年でも一年で最も気温の高い時期に、その平年を大きく上回る気温となるため、引き続き熱中症などのリスクが高くなります。万全の暑さ対策を心がけて下さい。
●1週目(7月26日~8月1日) ここ数日とは暑さの質が変わりそう
今日24日、札幌管区気象台から最新の1か月予報が発表されました。1週目の北海道は、全体的に平年より気温が高く、天気は数日の周期で変わる見込みです。
昨日23日の道内は最高気温が網走地方の美幌で38.2℃まで上がり、今日24日の最高気温は網走地方の北見で39.0℃(午後4時時点)など、記録的な猛暑となっています。この猛暑をもたらしたのは、大陸方面からやってきた比較的乾燥した暖かい空気であったため、湿度は全体的に低くなりました。しかし、今週末からは再び湿った空気が入ってくるため、湿度はここ数日よりも高くなる見込みです。
気温の数値自体は昨日、今日に比べると低くなるため、一見暑さがおさまるような印象を受けるかもしれませんが、湿度が高いと熱中症のリスクは高まります。気温の数値だけで暑さを判断せず、湿度や暑さ指数など、その他の情報にも気を配りながら、油断せずに暑さ対策を続けるようにして下さい。
●2週目(8月2日~8日) 夜間の熱中症にも注意
2週目の道内は、引き続き気温が平年より高く、数日の周期で天気が変わるでしょう。
そのため、湿度が高く経過し、蒸し暑い日が多くなるでしょう。また、大気の状態が不安定になり、午後に急に強い雨が降ってきたり、低気圧や前線に伴う雨が強まるなど、雨の量が多くなる恐れもあります。
北海道では、エアコンがない家も多く見られますが、雨が降ると窓を開けづらくなるため、部屋に熱がこもりやすくなります。特に夜に雨が降り、窓を閉めてお休みになると、夜間も部屋の温度が高く経過し、寝汗を多くかいて、寝ている間に脱水症状が起きる可能性もあります。寝る前にコップ一杯の水を飲むなど、夜間の熱中症に十分注意してください。
●3~4週目(8月9日~22日) お盆過ぎても暑さ終わらず?
3週目、4週目も気温は平年より高く、数日の周期で晴れたり、雨が降ったりするでしょう。北海道では、お盆が過ぎると日中の厳しい暑さは次第におさまり、秋を予感させるような乾いた空気に包まれることが多くなります。しかし、一番暑い時季が終わっても、夏真っ盛りの暑さとなったり、蒸し暑い空気に覆われることもあるでしょう。お盆が過ぎても暑さが終わらず、熱中症や食中毒に注意をする日が続きそうです。