
今日(23日)の道内は各地で気温が上がり、午後5時までの最高気温は道内のアメダス142地点で30℃以上の真夏日となりました。明日(24日)も道内の上空には暖かい空気が入るなどの影響で気温が上がり、道東方面の内陸では日最高気温が40℃に達する可能性があります。熱中症になりやすい危険な暑さとなる所が多くなるでしょう。熱中症に警戒して下さい。
●今日(23日)は道内35地点で猛暑日、11地点で観測史上最も高い気温に
今日(23日)の道内は道東方面を中心に朝から広く晴れて強い日差しが降り注ぎ、各地で気温が上がりました。道内で気温を観測しているアメダスにおける午後5時までの最高気温は、網走地方の美幌で38.2℃、佐呂間で37.9℃などオホーツク海側や十勝地方などを中心に35地点で日最高気温が35℃以上の猛暑日となりました。また、美幌や網走地方の小清水(36.7℃)など計11地点では統計開始以来、最も高い気温の記録を更新(タイ記録2地点を含む)しました。札幌も34.9℃まで上がり、今年最も高い気温となりました。
この高温の要因はいくつか考えられます。
・上空にここ4~5年で最も強いレベルの暖かい空気が流入した。
・大陸由来の割合乾燥した空気が道内上空に入った。
・この乾燥した空気が山越えで吹き下ろした(フェーン現象)道東方面で特に気温が上がった。
・北海道周辺海域の海面水温が平年より5℃ほど高い状態が続いている。
上記の理由が複合的に重なった可能性があります。
●明日(24日)は内陸で40℃に達する可能性も 熱中症に警戒を
明日(24日)も、北海道付近の気圧配置に大きな変化はない見込みで、道内は再び内陸を中心に高温となる見込みです。今日と同様、特に道東方面の内陸などで厳しい暑さとなることが予想され、最高気温が40℃に達する可能性があります。道内で観測された歴代の最高気温の記録を見ると、最も高い記録では網走地方の佐呂間で2019年5月26日に観測された39.5℃があります。明日はこの記録を超える可能性があり、危険な暑さに警戒が必要です。
道内では今日に引き続き、明日も著しく気温が高くなる予想から道東方面には熱中症警戒アラートが発表されました。冷房を適切に使用する。決まった時間に水分や塩分の補給を行う。できる限り外出は控えるなど、熱中症予防のための行動をとるようにして下さい。