
きょう(21日:海の日)の関東周辺は、気温の上昇などにより大気の状態が非常に不安定で、局地的に雨雲が発達してきています。竜巻注意情報が発表された地域もあります。このあと今夜にかけては、関東北部を中心に平野部でも急な激しい雨、落雷、突風、ひょうなど天気の急変にご注意ください。
●21日午後2時現在 関東甲信の山から雨雲が急発達中 竜巻注意情報も
21日午後2時現在の雨雲の様子を見ると、群馬県や栃木県、長野県などの標高の高い所で雨雲が急に発達してきました。
このような発達した雨雲の下では、激しい雨や落雷、竜巻などの突風、ひょうの可能性があります。激しい雨による道路の冠水、川の急な増水、落雷による停電など注意が必要です。竜巻注意情報が群馬県、栃木県、福島県などに発表されています。
●今夜にかけて雷雨の範囲が広がる
夕方から夜にかけては、さらに発雷確率が上がり、群馬県など関東北部や埼玉県では90%以上と局地的な雷雨になる可能性が高くなっています。東京都内でも多摩地方など山沿いを中心に雷雨の可能性があります。
1時間予想雨量は、関東北部と長野県、山梨県の多い所で50ミリ、関東南部で40ミリです。
山や川など外のレジャーにお出かけされている方は、天気の急変に十分ご注意ください。
●外(山・川・海)のレジャーは天気急変に注意
きょう21日は海の日(祝日)ということで、外のレジャーを楽しんでいる方も多いと思いますが、この後は山沿いを中心に天気の急変に注意してください。
山は、湿った空気がぶつかってとくに雨雲が発達しやすいエリアです。突然の大雨や落雷の恐れがありますので、雨雲レーダーなどで状況を確認するようにしてください。雷の音が聞こえる、真っ黒な雲が見えるなどしたら、山小屋へ避難するようにしてください。
川は、真上の空が晴れていても、上流の大雨で増水のリスクがあります。中州へは入らず、テントは川から離れた場所に避難してください。上流部も含めて、雨雲レーダーをチェックしましょう。
海は、落雷による感電の危険があります。雷の音がしたら、車や頑丈な建物にすぐに避難してください。