
近畿地方では、この先2週間は晴れて厳しい暑さの続く所が多いでしょう。大阪や京都など、体温超えの暑さとなる所もあるため、引き続き熱中症に厳重な警戒が必要です。
●22日~28日 京都や豊岡で38℃予想の日も
太平洋高気圧に広く覆われて、近畿地方では晴れる所がほとんどでしょう。
大気の状態が不安定になり、夕立の発生する所もあるため、空模様の変化に注意が必要です。
気温は平年より高い所が多く、猛暑日や熱帯夜の続く所もあるでしょう。
体温超えとなる所もあり、特に京都、兵庫県の豊岡では、昼間は38℃くらいまで上がる可能性もあります。
今年は平年より早く梅雨明けしたため、すでに暑さでかなり疲れのたまっている方も多いと思います。
こまめな水分補給や適度な塩分補給をおこなうなど、熱中症への対策を心がけてください。
●29日~8月3日 危険な暑さ続く
引き続き晴れる所が多いものの、山沿いだけでなく、大阪や京都、神戸など市街地でも雨や雷雨になる日があるでしょう。
ただ、広い範囲で降ることはなく、ほとんど雨が降らない所もある見込みです。
今年の7月は平年よりも雨が少ない所が多く、特に日本海側では平年の10%前後しか降っていない所もあります。
今後もまとまった雨は降らない可能性があるため、農作物の管理をされている方は、注意をしてください。
引き続き、熱帯夜と猛暑日の続く所が多く、連日危険な暑さとなるでしょう。
出来るだけ昼間の外出は避け、夜間も適切にエアコンを使うなど、涼しい環境で過ごすようにして下さい。
●脱水状態をチェック
熱中症の予備軍ともいえるのが「脱水状態」です。体の中で、水分が少なくなっているのを判断するには、次の2つの方法がおススメです。
1つめは、皮膚をつまみ上げて、脱水状態をチェックする方法です。手の甲の皮膚をつまみ上げた後、放してみましょう。もとに戻るのに、2秒以上かかれば、脱水状態になっている可能性があります。これは、高齢者が脱水しているかどうか、周りの人でも確認しやすい方法です。
2つめは、爪を押して、隠れ脱水症をチェックする方法です。手の親指の爪を、逆の手の親指と人差し指でつまんでみてください。つまんだ指を離した時、白くなった爪の色が、元のピンク色に戻るのに3秒以上かかれば、脱水症を起こしている可能性があります。
もし脱水状態になった場合は、スポーツ飲料などで水分補給を心がけてください。