
今日14日午前11時の時点で、大阪市内など晴れ間の出ているところもあります。一方、西の方には発達した雨雲が控えていて、カミナリの発生しているところもあります。今日昼以降は近畿の広い範囲で雨となり、明日15日の明け方にかけ警報級の大雨になるところもありそうです。低い土地の浸水や川の増水、土砂災害に十分な注意を。
●今日14日の午後 近畿では雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨のところも
今日14日の近畿地方は天気が下り坂です。昼以降は全般に厚みのある雲に覆われ、次第に広く雨となりそうです。局地的には雷を伴う恐れもあります。中でも南からの湿った空気の影響を受けやすい、近畿南部を中心に特に雨が強まりそうで、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降る恐れもあります。大雨による災害に注意するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
●明日15日 次第に天気持ち直すも、急な雷雨に注意
明日15日の未明まで広い範囲で雨が降りやすく、局地的にバケツの水をひっくり返したような激しい雨の降る恐れがあります。その後天気は持ち直し、晴れ間の広がるところが多くなりますが、油断は禁物。明日午後は局地的に雨雲が沸き立ち、にわか雨や雷雨の可能性があります。
またうだるような暑さが続きます。今日14日の最高気温は大阪で35度予想。明日15日は京都と奈良で36度まで上がりそうです。熱中症にも十分な注意を。
●明日15日にかけて 大雨による災害に十分注意を
実際に大雨が発生したら、適切な対応ができるよう、事前に確認しておくことが大切です。安全を確保するために以下の点に注意してください。
① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。
② 運転の際は、アンダーパスなど周囲より低い場所は避けるようにしてください。低い場所には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。
③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。
④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。
⑤ 上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。