
今日14日の日本付近は、台風5号や低気圧などの影響を受けるでしょう。九州から北海道にかけて次第に雨の範囲が広がりそうです。九州から東海では大雨や暴風に警戒をしてください。また関東や東北、北海道では、台風5号が接近、上陸のおそれがあります。非常に強い風が吹いて、うねりを伴って大しけとなる所があるでしょう。暴風や高波に警戒してください。
●台風5号や低気圧などの影響で広く雨
今日14日は、台風5号(ナーリー)が関東の東を北上するでしょう。また熱帯低気圧が九州の西を進み、さらに別の低気圧が日本海を東へ進む見込みです。沖縄と九州は午前中を中心に雨、四国、中国地方は日中は雨が降るでしょう。所々で雨雲が発達しそうです。近畿や東海は午前中は晴れ間が出ますが、午後は次第に雲が増えて雨の範囲が広がるでしょう。局地的に非常に激しい雨や雷雨がありそうです。
台風5号が近づく関東や東北は広い範囲で雨が降り、東北の太平洋側では雷を伴って非常に激しい雨の降る所がありそうです。また、沿岸部では非常に強い風が吹くでしょう。暴風や高波に警戒が必要です。北海道は日中は晴れますが、夜は雨が降るでしょう。
●台風5号は関東や東北太平洋側へ接近中
台風5号(ナーリー)は、今日14日午前3時現在、八丈島の東南東およそ240㎞にあって、発達しながら北北西へ1時間に45㎞の速さで進んでいます。中心気圧は985hPa、中心付近の最大風速は25m/sです。台風は発達しながら北上し、今夜にかけて関東の東を通って三陸沖へ進み、明日15日は北海道へ進むでしょう。その後、オホーツク海で温帯低気圧に変わる見込みです。
台風5号は、今夜から明日15日にかけて、関東や東北・北海道の太平洋側に接近し、上陸のおそれがあります。
この台風5号は比較的コンパクトでありながら、次第に速度を上げて北上するため、急に風や雨が強まるおそれがあり、警戒が必要です。
●台風5号による風・波・雨の影響(24時間予想)
今日14日は関東で、東北では明日15日にかけて、非常に強い風が吹くでしょう。
14日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は
東北地方・関東地方 25メートル (35メートル)
伊豆諸島 18メートル (25メートル)
15日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
北海道地方 23メートル (35メートル)
東北地方 20メートル (25メートル)
[波の予想]
関東では今日14日は、東北では明日15日にかけて、うねりを伴い大しけとなる見込みです。
14日に予想される波の高さは
東北地方 7メートル うねりを伴う
関東地方 6メートル うねりを伴う
伊豆諸島 4メートル うねりを伴う
小笠原諸島 4メートル うねりを伴う
15日に予想される波の高さは
北海道地方 7メートル うねりを伴う
東北地方 7メートル うねりを伴う
関東地方 5メートル うねりを伴う
伊豆諸島 5メートル うねりを伴う
小笠原諸島 4メートル うねりを伴う
[雨の予想]
関東や東北、北海道では明日15日にかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り大雨となる所があるでしょう。
14日6時から15日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
北海道地方 100ミリ
東北地方・関東甲信地方・小笠原諸島 120ミリ
関東や東北・北海道の太平洋側では、暴風や高波に警戒してください。また、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や突風に注意してください。
●熱帯低気圧や低気圧などによる雨の影響(24時間予想)
また九州から東海も、今日14日から明日15日にかけて、熱帯低気圧や低気圧へ向かって流れ込む暖かく湿った空気、太平洋高気圧の縁を回って流れ込む暖かく湿った空気、さらに西日本では上空に流れ込む寒気の影響が加わって、大気の状態が非常に不安定となる所がありそうです。
14日6時から15日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
東海地方・四国地方 200ミリ
近畿地方 180ミリ
中国地方・九州南部 80ミリ
その後、15日6時から16日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
東海地方 150ミリ
その後も東海地方ではさらに雨量が増える所がありそうです。
九州から近畿は明日15日にかけて、東海では明後日16日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意が必要です。