
今日2日の近畿も、日中は各地で厳しい暑さとなるでしょう。気温の上昇とともに大気の状態が非常に不安定となり、局地的に雷雲が発達するおそれがあります。天気の急変に注意が必要です。
●今日2日の近畿も厳しい暑さ 万全の熱中症対策を
今日2日の近畿地方には、太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込む見込みです。全般に雲が広がりやすいものの、時々日差しが届いて気温は上昇。今日も広い範囲で最高気温30℃以上の真夏日となるでしょう。大阪、奈良、豊岡(兵庫)などは最高気温35℃予想で、猛暑日となる可能性があります。兵庫県には今年4回目となる熱中症警戒アラートが発表されています。危険な暑さとなるため、屋外での作業を控え、冷房のきいた室内で過ごすなど、積極的な熱中症対策が必要です。
●天気急変注意 滝のような雨や雷雨の所も
今日2日の近畿は、暖かく湿った空気が流れ込んでいる上に、日中、気温が上昇して上空の寒気との気温差が大きくなるため、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。午後は山沿いを中心に局地的に雷雲が発達し、天気が急変するおそれがあります。1時間に50ミリ以上の滝のような非常に激しい雨の降る所もあるでしょう。今日2日夜にかけて、急な強い雨や落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。上空の風が弱いため、雨雲が風に流されにくく、同じ場所で雨が降り続くと警報級の大雨となるおそれもあります。
●明日3日も天気急変のおそれ
暖かく湿った空気の流れ込みは明日3日も続くため、近畿では厳しい暑さが続くでしょう。最高気温は34度前後の所が多い見込みです。時間を決めて、水分や休憩をこまめにとるなど、引き続き、熱中症対策を万全に行ってください。
また、明日3日も、日中、気温が上がると大気の状態が非常に不安定になる見込みです。近畿では、にわか雨や雷雨に注意が必要です。1時間に30ミリ以上のバケツをひっくり返したような激しい雨の降る所もあるでしょう。
●天気急変のサイン
天気急変の前兆となる現象は、大きく3つ挙げられます。
①「真っ黒な雲が近づいてきた」
ゲリラ豪雨をもたらすような発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに急に空が暗くなったりするのも、天気急変のサインの一つです。
②「雷の音が聞こえてきた」
ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、天気急変のサインの一つです。
③「急に冷たい風が吹いてきた」
発達した積乱雲からは、雨粒とともに冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも注意が必要です。
このような前兆を感じたら、すぐに丈夫な建物など安全な所へ避難してください。