
今日1日も東日本から西日本、沖縄の広い範囲で厳しい暑さとなっています。午前11時30分までに最高気温が30℃以上になっているアメダスの地点は約570地点。今日1日は今年最多の20県に熱中症警戒アラートが発表されており、熱中症にならないための積極的な行動が必要です。
●東~西日本中心に晴れて気温上昇 午前中から30℃超が約570地点
今日1日も太平洋高気圧に広く覆われて、東日本から西日本、それに沖縄の広い範囲で強い日差しが照り付けています。日差しのパワーでぐんぐん気温が上がり、午前中のうちから、アメダス約570地点で最高気温30℃以上の真夏日となっています。午前11時30分までの最高気温が八王子(東京)で36.3℃、府中(広島)で35.2℃、犬飼(大分)で35.0℃になるなど、関東や中国、九州の6地点では猛暑日(最高気温35℃以上)になっている所もあります。沖縄と北海道の太平洋側も厳しい暑さで、午前11時30分までの最高気温は、那覇で32.0℃、浦幌(北海道)で33.5℃を観測しています。
●東~西日本では猛暑日予想の所も 広く危険な暑さに
今日1日は、東日本から西日本の広い範囲で最高気温30℃以上の真夏日になり、35℃以上の猛暑日になる所もこのあと増えるでしょう。予想最高気温は、京都で37℃、名古屋、大阪、岡山、佐賀は36℃。大阪で最高気温35℃以上となれば、今年初の猛暑日となります。東京都心も猛暑日に迫る最高気温34℃の予想です。
今日1日は今年最多の20県に熱中症警戒アラートが発表されており、熱中症になる危険度が高まっています。暑さを避けるための積極的な行動が必要です。
熱中症警戒アラートが発表されている対象地域
山梨、愛知、岐阜、三重、兵庫、和歌山、広島、島根、鳥取、徳島、高知、山口、福岡、大分、長崎、佐賀、熊本、宮崎、鹿児島(奄美地方を除く)、沖縄(本島地方、宮古島地方、八重山地方)
●熱中症警戒アラート発表時の予防行動
熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう積極的にとるべき行動が5つあります。
①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わずエアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。
②屋外やエアコンが設置されていない屋内での運動は、原則、中止や延期をしましょう。
③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。
④熱中症のリスクが高い方に声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。
⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。