本日10日(火)、ついに関東甲信や北陸でも梅雨入りし、広い範囲で長雨の季節へ。15日(日)にかけて梅雨前線が活発化。九州から近畿を中心に、所々で線状降水帯が発生する恐れがあり、大雨に警戒が必要。最新の情報に注意。
●関東もいよいよ雨の季節に突入 九州から近畿は15日(日)にかけて大雨に警戒を
本日10日(火)、関東甲信や北陸もついに梅雨入りし、広い範囲で雨の季節に突入しました。
《 九州から近畿 》
向こう一週間は梅雨空が続きます。15日(日)にかけて、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、活動が活発になるでしょう。線状降水帯が発生しやすい状況が続きます。大雨になる所もあり、一段と雨量が増えるでしょう。地盤が緩んでいる地域では土砂災害に繋がる恐れがあります。最新の情報を確認するようにして下さい。
《 東海、関東、北陸 》
こちらも梅雨らしく、この先は曇りや雨になる日がほとんどです。お洗濯にはあいにくの天気になる日が多いでしょう。ただ、明後日12日(木)は、はやくも梅雨晴れとなり、日中は気温がグングン上昇します。最高気温は、広く30℃近くまで上がり、厳しい暑さになるでしょう。17日(火)も晴れて、日中の気温は軒並み30℃を超えそうです。内陸ほど気温は高く、35℃近くまで上がる所もあるでしょう。熱中症には十分ご注意下さい。スポーツなどで汗をかく前には、しっかりと水分を補給するようにして下さい。
《 東北と北海道 》
東北も、向こう一週間は、曇りや雨になる日が多いでしょう。例年ですと、東北南部は6月12日頃、東北北部は6月15日頃が、梅雨入りとなっています。こちらでも雨の季節が徐々に近づいてきていますが、12日(木)と13日(金)は晴れますので、室内のカビ対策や湿気対策など、梅雨への備えをしておきましょう。
北海道は、12日(木)から14日(土)は大体晴れて、最高気温は平年より高い日が多くなります。14日(土)は軒並み25℃を超えて、夏日になるでしょう。昼間は少し動くと汗ばむくらいとなります。体調管理には十分ご注意下さい。
《 沖縄 》
ひと足早く、梅雨明けした沖縄は、連日のように夏空が広がります。夏のレジャーを楽しまれる方は、水難事故に注意が必要です。特に、海水浴をする方は、離岸流にお気をつけ下さい。あっというまに、海岸から沖に流されてしまうため、事故に繋がる恐れがあります。
●九州から関東の広い範囲で蒸し暑さが続く 体調管理だけでなく食品の管理にも注意
いよいよ関東甲信や北陸にまで、長雨の季節がやってきました。
この先は、日差しがほとんどないにもかかわらず、暖かく湿った空気の影響で、25℃を超える日もでてきます。日中はムシムシと、空気がまとわりつくような暑さが続くでしょう。リネンなどの通気性や吸湿性に優れた素材の服装が活躍しそうです。
なお、気温や湿度が高い環境は、多くの細菌が好むため、梅雨時期から夏場にかけては、食品の管理にも注意が必要です。特に、テイクアウトやデリバリーをする場合では、飲食店内での食事の提供よりも、食べるまでの時間が長くなり、食中毒のリスクは増大します。すぐに食べない場合は、常温で保存せずに、必ず冷蔵庫などに保存するようにして下さい。
●食中毒予防の3原則
食中毒を予防する3原則は、以下の通りです。
1つめは、清潔・洗浄で、細菌などを「つけない」ことです。調理の前には石鹸やハンドソープを使って、正しい手洗いを徹底しましょう。調理中に食材が変わるたびに、手洗いをするよう心がけてください。調理用具は洗浄・殺菌をするだけでなく、肉・魚、野菜など、食材によって使い分けるのが効果的です。
2つめは、迅速・冷却で、細菌などを「増やさない」ことです。細菌は、時間が経つにつれて、どんどん増えてしまいます。増やさないためには、食材の温度管理を徹底しましょう。調理中の食品を、そのまま放置しないだけでなく、作った料理はなるべく早く食べて、食べきれないものは、早めに冷蔵庫に保存してください。
3つめは、加熱・殺菌で、細菌などを「やっつける」ことです。細菌やウイルスの多くは高温に弱いため、食材の中まで、しっかりと加熱処理をしましょう。中心温度が75℃で1分間以上の加熱をするのが、目安です。
