
明日6日(金)がここ数日続く暑さのピークとなるでしょう。九州から東北の広い範囲で30℃を超える見通しです。熱中症に警戒が必要です。
●今日5日は2週間ぶりに真夏日地点50超
今日5日(木)は、高気圧に覆われて九州から東北南部は、長い時間晴れました。真夏を思わせるような暑い空気と強い日差しにより、気温が朝からグングンと上昇し、平年を上回る暑さとなりました。午後4時30分現在、最高気温が30℃以上の真夏日の地点が71地点と、5月22日以来50地点を超えました。
午後3時までで、全国で最も気温が高かったのは、群馬県高崎市の32.2℃でした。主な地点の最高気温は、札幌17.3℃、仙台26.9℃、新潟23.3℃、東京都心28.9℃、名古屋29.3℃、大阪28.7℃、広島27.5℃、福岡27.1℃、那覇26.2℃でした。
●明日6日は東北まで真夏日に
明日6日(金)は、高気圧に覆われて、広い範囲で青空が広がり、強い日差しが照り付ける見込みです。また、南からは晴れれば30℃くらいまで上がるような暑い空気が、東北付近まで広がるでしょう。
そのため、今日5日以上に気温が高くなる所が多く、ここ数日の暑さのピークとなりそうです。予想最高気温は、福井で33℃、福島32℃、京都31℃(一番上の図)など、九州から東北の広い範囲で30℃以上となるでしょう。
まだ暑さに慣れていない地域でも30℃以上となるため、屋外だけでなく室内にいる方も、こまめな水分補給や、扇風機やエアコンなどを適切に使用して、熱中症にならないように十分にご注意ください。
●あると便利 熱中症対策グッズ
夏のレジャーなど、暑い中、外で過ごす時には、熱中症対策として、次のようなグッズがあると、便利です。
① ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。
② 日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。
③ 扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。
④ 冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。