
明日20日(火)は日差しで気温上昇。最高気温は熊谷で34℃など、30℃以上の真夏日地点は今年最多の予想。東海や関東などで黄砂が飛来。黄砂対策でマスクを使用する際は、いっそう熱中症にご注意を。
●関東はジメジメ一転 猛暑日に迫る所も
明日20日(火)も晴れる所では気温がグングン上がり、今年一番の暑さになる所もあるでしょう。比較的カラッとした陽気でも、暑さになれていない時期のため、熱中症にかかるリスクが高くなります。
予想最高気温は、埼玉県の熊谷と秩父で34℃と、猛暑日(最高気温35℃以上)に迫る暑さに。前橋・東京都の八王子は33℃、長野や甲府、岐阜で32℃、宇都宮や京都で31℃など、真夏日(最高気温30℃以上)の予想です。東京都心は30℃の予想で、今年初めての真夏日になるかもしれません。真夏日地点数は全国のアメダスの約2割・200地点に迫る見込みで、今年最多となった昨日18日(日)の33地点を大幅に上回るでしょう。
●熱中症 沖縄「危険」 関東など「厳重警戒」
明日20日(火)の熱中症情報です。北海道以外は、熱中症対策が必要となるでしょう。
那覇は「危険」、福岡と東京は「厳重警戒」となっていて、すべての生活の中で熱中症がおこる危険性があります。暑い時間帯の外出はなるべく避けて、室内では適切にエアコンを使用しましょう。広島や大阪、名古屋などでは「警戒」で、運動や激しい作業をする際は、定期的に休息をとることが必要です。
また、喉が渇く前に水分をとり、大量に汗をかいた場合は適度に塩分も補給してください。.
●黄砂飛来 暑さとのWパンチ
暑さだけでなく、黄砂にも注意が必要です。
明日20(火)は、東海や関東、北陸を中心に黄砂が飛来するでしょう。午後ほど黄砂が飛ぶエリアが広がりそうです。濃度は薄い見込みですが、洗濯物や車が汚れないよう、ご注意ください。
黄砂や感染症対策でマスクをする方もいらっしゃると思います。昼前後をピークに沖縄や九州から東北では気温が上がるため、熱がこもって熱中症にならないよう、時々はずしましょう。
●熱中症の症状とは?
熱中症には、様々な症状があります。
はじめは「手足がつる」「立ちくらみ」「めまい」「生あくび」「筋肉痛」「筋肉のこむら返り」などです。また、汗が止まらない、あるいは、汗が出ないなど「汗のかき方がおかしい」というものもあります。
他にも「なんとなく体調が悪い」「すぐに疲れる」というのも初期症状です。また、周囲の方から見て「イライラしている」「フラフラしている」「呼びかけに反応しない」「ぼーっとしている」といった、いつもと違う症状も、熱中症を疑うポイントです。
症状が進むと、「頭痛」「嘔吐」「虚脱感」「倦怠感」「集中力低下」「判断力低下」などが起こります。
応急処置をしても症状が改善されない場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。自力で水が飲めない、応答がおかしい時は、ためらわずに救急車を呼んでください。