
今日3日(土:憲法記念日)からゴールデンウィーク後半戦が始まりました。今年は、連日のように天体イベントが目白押しです。お出かけを予定されている方もされていない方も、夜空を眺めてみませんか。
●GW後半戦は天体イベント目白押し
ゴールデンウィーク後半戦が始まりました。今年は、天体イベントが満載で、連日のように楽しめるでしょう。今夜から明日4日は、火星と月のコラボが見えそうです。5日(月:こどもの日)は、火星とプレセペ星団が大接近し、ベスタがてんびん座で衝となります。連休最終日の6日(火)には、みずがめ座η流星群が極大の見込みです。
気になる天気ですが、5日(月:こどもの日)にかけては西日本や東~北日本の太平洋側を中心に晴れて、星空が見えるチャンスはありそうです。
●月と火星のコラボ
今夜と明日4日(日:みどりの日)は、西の空に月と火星が近くに見ることが出来ます。月齢5~6ほどの月で、この時期は、日の入りが18時30分頃と、比較的早い時間から見ることが出来るでしょう。今夜3日は月の上側、4日は月の下側に火星が見ることが出来そうです。
●火星とプレセペ星団が大接近
5日(月:こどもの日)は、火星とプレセペ星団が大接近します。4月下旬から西の空には、火星とプレセペ星団が近くで見れていましたが、5日最も接近し、1度未満まで近づくこととなります。上記の火星と月のコラボを見るついでに、火星がプレセペ星団に近づく様子を連日楽しむのもよいでしょう。
また、同日5日の南南東の空では、てんびん座に位置する小惑星ベスタが衝(太陽と地球とベスタまっすぐに並ぶ)となり一晩中見ることができます。
●連休最終日はみずがめ座η流星群が極大
連休最終日となる6日(火:振替休日)は、みずがめ座η流星群の活動が極大となり、未明から明け方ごろがみごろとなります。今年は月明かりの影響は少ないですが、日の出が早まっている時期なので、見ごろのうちに明るくなってしまうのが難点です。それでも、空の暗い場所では、1時間に5個から10個程度見えるチャンスはあります。
流星の観測のポイントは、放射点の中心に放射状に出現しますが、放射点付近だけでなく空全体に現れるため、広い範囲を見渡すと見えるチャンスが高まります。15分ほど時間が経過しないと目が暗い空に慣れないため、ある程度の観測時間は必要となります。
(参考:国立天文台、アストロアーツ)