
関東甲信では、明日17日(木)から19日(土)にかけて夏のような暑さが続きそう。19日(土)は内陸部で最高気温が30℃以上の真夏日になる所も。急な暑さで熱中症にかかるリスクが高まるため、こまめな水分補給など対策を。
●季節外れの暖気
関東甲信は、明日17日(木)から19日(土)にかけて最高気温が25℃以上の夏日の所が多くなるでしょう。急な暑さによる体調不良などに注意が必要です。
季節外れの暑さをもたらす原因は暖気。関東甲信の上空1500メートル付近には12℃以上と、平年より7℃前後も高い、暖かな空気が流れ込むでしょう。日中は日差しも加わり、速いぺースで気温が上がりそうです。
●17日から気温上昇 30℃以上の真夏日も
明日17日(木)の最高気温は、東京都心とさいたまで26℃、長野は27℃、甲府で28℃の予想です。今日16日(水)より高く、6月並みの所が多いでしょう。最低気温は内陸部では10℃を下回る所がほとんどで、朝と日中との気温差が20℃くらいになる所もありそうです。半袖とジャケットなど、重ね着でうまく調節してください。
18日(金)も、最高気温は25℃から27℃くらいまで上がる所が多いでしょう。19日(土)は広く30℃近くまで上がり、東京都心は29℃と、7月上旬並みの暑さです。練馬とさいたまは30℃、甲府は31℃と、関東甲信では今年初めての真夏日になる所もあるでしょう。
急に暑くなることで、熱中症にかかるリスクが高まります。喉が渇く前に水分をとり、こまめに休憩をとるなど、対策を心がけてください。ゴールデンウィークの期間も平年より気温が高い傾向で、前半は汗ばむ陽気の日もありそうです。今の時期から少しずつ暑さに慣れておくと良いでしょう。
●暑くなる前から始めよう 熱中症予防
熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。
① 暑くなり始めの頃から、暑さに備えて体づくりを行いましょう。「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる運動を毎日30分程度行い、体を暑さに慣れさせてください。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど十分ご注意ください。