
今日29日(土)は、花粉の飛散が九州から東北の広い範囲で「極めて多い」や「非常に多い」予想です。雨の降る東京でも「多い」ランクとなっています。お花見など外出される方は、万全の対策をしましょう。
●お花見には万全な花粉対策を
今日29日(土)は、朝のうちは雨の降る所はありますが、日中は高気圧に覆われて広い範囲で晴れるでしょう。ただ関東は気圧の谷の影響が続き、雨が断続的に降りそうです。花粉の飛散のピークを迎えている所がほとんどで、花粉が大量に飛散する見込みです。
九州から東北の多くの地点で、飛散のランクが最も高い「極めて多い」か2番目に高い「非常に多い」予想です。雨が降り、真冬の寒さの東京でも「多い」でしょう。
ただ、地域によってより注意しないといけない花粉の種類が異なります。スギ花粉がより多く飛ぶのは、東海や東北を中心とした地域です。ヒノキ花粉に注意しないといけない地域は、九州や中国地方となっています。
九州から関東にかけては、桜の開花の発表があり、見ごろを迎えている地域も徐々に増えてきました。お花見を予定されている方もいるかもしれませんが、マスクやメガネ、花粉が付着しにくい素材の服を着るなど万全の対策をしてください。
●外出時の花粉対策 服装編
花粉症の症状を緩和させるには、できるだけ花粉を避けることが大切です。以下のように、服装を工夫することで、花粉を防ぐ効果が期待できます。
① 洋服は、素材によって、花粉が付着しやすいものと、付着しにくいものがあります。一般的にウール製の衣類などは、木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。
② 花粉が付着しやすいのは、洋服だけでありません。露出している頭や顔は、つばの広い帽子をかぶると、花粉が付着する量を少なくすることができます。髪の長い方は、まとめるだけでも、効果的です。また、手袋をすると、手に付着する花粉を減らすことができます。