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花粉の大量飛散が続く 週末は雨で「少ない」所も油断せず 17日は花粉が急増


スギ花粉の飛散が広範囲でピークを迎えています。特に17日(月)は太平洋側で飛散量が急増し、名古屋などでは「極めて多い」状況が続く見込みです。15日(土)には雨が予想される地域もありますが、花粉の飛散が抑えられるとは限らないため、マスクなどを使った防護対策が必要です。週明けからは晴天による花粉の大量飛散が予想されており、注意が求められます。気象条件に応じた対策を行い、特に昼前後と日没後のピーク時間帯の花粉飛散に備えることが重要です。

スギ花粉の飛散が広い範囲でピークとなっています。今日15日(土)と16日(日)は、雨で花粉飛散量が「少ない」所もありますが、油断できません。17日(月)は太平洋側で急増し、東海や関東などで大量飛散が続く予想。万全の対策を。

●15日 雨でも油断せず

今日15日(土)は、低気圧や湿った空気の影響で、雨の範囲が次第に東へ広がるでしょう。九州は未明から広い範囲で雨が降り始めていて、夜は関東や北陸まで雨雲がかかりそうです。

九州は雨の降る時間が長く、花粉の飛散量は「少ない」でしょう。四国や中国地方から関東は、雨が降り出す前は花粉が飛びやすいです。東海など「極めて多い」ランクの所があり、マスクやメガネなどでしっかり対策をしてください。

東北は雲が広がりやすいものの、雨や雪が降るのは北部の一部に限られそうです。太平洋側ほど花粉の飛ぶ量が多く、福島県では「極めて多い」でしょう。

●週明けは大量飛散

明日16日(日)は低気圧が本州の南岸を進むため、九州から東北の広い範囲で雨が降るでしょう。「少ない」「やや多い」となっていて、花粉の飛散は抑えられそうです。17日(月)は太平洋側では広く晴れて、スギ花粉の飛散量が急増するでしょう。名古屋では、21日(金)にかけて連日「極めて多い」予想で、スギ花粉のピークが続きそうです。

スギ花粉のピーク期間は10日間から1か月ほどで、東京や仙台は3月下旬にかけて続くでしょう。また、ヒノキ花粉のピークは3月下旬から4月上旬で、期間は5日間から2週間ほど続く見込みです。仙台はヒノキの飛散量は少なく、はっきりしたピークは現れない見込みです。

風が強く吹く日や、急に暖かくなる日には、花粉の飛散が極めて多くなり、1cm2あたり100個以上観測される日がありそうです。花粉情報や気象情報を確認して、万全な対策を心がけましょう。

●花粉が多く飛ぶ時間帯は?

花粉が多くなる時間帯は、その日の気象条件によって変わりますが、都市部の場合、一般的には「昼前後」と「日没後」に多くなるといわれています。

これは早朝、日の出とともに雄花が開き、放出された花粉が風に乗って都市部にやってくるタイミングが「正午ごろ」であること、そして日中、上空高くまで舞い上がった花粉は日没のタイミングで地表付近まで降りてくるためと考えられています。

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