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10日の朝は関東~九州で2月並みの冷え込み 通勤は冬物コートで 霜注意報も


10日(月)の朝、西日本を中心にこの時期としては冷え込みが予想され、都市部でも気温が2℃程度まで下がる見込みです。霜注意報が発表されており、農作物の管理に注意が必要です。日中は暖かくなるため、重ね着で調整が求められます。霜は夜から朝にかけて晴れた天気と気温が3℃~4℃以下に下がると発生しやすいです。11日(火)以降は冷え込みが緩む予報ですが、春分の日ごろまで気温の変動が続く見通しです。

明日10日(月)の朝は西日本を中心にこの時期としては冷え込むでしょう。明日も通勤時は冬物のコートがよさそうです。霜注意報の発表されている所もあり、農作物の管理に注意が必要です。日中は暖かくなるため、重ね着などで調節しましょう。11日(火)以降は冷え込みが緩みそうです。

●10日(月)の朝 西日本でも霜が降りるほど冷え込む

今日9日(日)の朝は関東から九州でこの時期としては少し冷えました。最低気温は、東京は1.5℃、大阪市や広島市、高知市では2℃前後と2月上旬並み、松江市ではマイナス0.9℃まで下がり、12日ぶりに冬日となりました。

明日10日(月)は、本州付近は高気圧に広く覆われる見込みです。このため朝は放射冷却現象が強まり、西日本を中心にこの時期としては冷え込むでしょう。東京都心や名古屋市、大阪市、広島市など都市部でも2℃くらいまで気温が下がりそうです。また、霜注意報の発表されている所があり、農作物の管理に注意が必要です。

一方、日中は各地とも3月らしい陽気の所が多いでしょう。15℃を超える所もあり、朝と日中との気温の差が大きくなりそうです。重ね着をするなど、上手に調節してください。

●霜のおりる条件は?

「霜」とは、大気中の水蒸気が、地面や植物の葉の表面などに集まって凍った「氷の結晶」です。霜のおりる条件は、大きく2つあります。

1つは天気で、夜から朝にかけて穏やかによく晴れた時です。風が強かったり、雨や雪が降ったりした時は、地面付近がなかなか冷えないため、気温が低くても霜がおりない場合があります。

もう1つは気温で、目安は3℃~4℃以下まで下がった時です。ただ、気温が3℃~4℃以下だと、「氷の結晶」である霜がおりる寒さとは思えないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

ここでポイントとなるのが、気温を観測する高さです。気象庁では、気温を観測する基準を、地面から1.5メートルの高さと定めています。さらに、予想気温も、地面から1.5メートルの高さが基準となっています。ただ、冷えこんだ朝は、ずっと立っていると足元から寒く感じられるように、冷たい空気は重いので、地面近くに溜まりやすくなります。そのため、地面から1.5メートルの高さで気温が3℃~4℃以下でも、地面近くでは0℃以下となり、霜がおりるのです。

春の「おそ霜」は、農作物に被害をもたらすおそれがあります。霜がおりると予想される時には、早めの対策を心がけてください。

●11日以降は冷え込み緩む

11日(火)以降は、冷え込みが緩むでしょう。関東から九州では最低気温が5℃以上の日が多くなり、特に13日(木)は二桁の予想です。ダウンコートやウールコートでは汗ばんでしまいそうです。北陸から北海道でも13日(木)は冷え込みが弱く、冬日になる所は内陸部の一部に限られるでしょう。

ただ、その後は気温のアップダウンが大きく、20日(木・春分の日)頃にかけては西日本で気温が平年より低くなる日がありそうです。関東から九州でもウールコートやセーターなどの冬物衣類はまだ完全には片づけず、何枚か出しやすい場所に置いておくよさそうです。

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