関東甲信は、5日(水)にかけて断続的に雨や雪が降り、平地でも積雪となる所がありそう。雪に慣れていない地域では、数センチの雪でも交通機関に大きな影響が出る事も。転倒やスリップ事故などにも注意が必要です。
●東京23区など平地でも積雪か
関東甲信は、前線や低気圧の影響で、5日(水)にかけて断続的に雨や雪が降るでしょう。
今日3日(月)は、山沿いを中心に大雪となりそうです。朝から気温が下がり続けるため、平地でも次第に雪の範囲が広がり、東京23区でも積雪となる所があるでしょう。夜には前線が南の海上に離れるため、いったん雨や雪はやむ見込みです。
明日4日(火)は前線が再び北上し、午後は次第に雨や雪が降るでしょう。雪の範囲が広がるタイミングは、4日(火)夜から5日(水)の朝にかけて。内陸部の平地や盆地は、降り始めから雪になる所もありそうです。5日(水)の日中は気温が上がるため、降るものは雨の所が多いでしょう。ただ、低気圧が近づく影響で風も強まりそうです。
●予想降雪量
【24時間降雪量(多い所)】
4日(火)午前6時まで
関東地方北部の山地 20センチ
関東地方北部の平地 5センチ
箱根から多摩地方や秩父地方にかけて 5センチ
関東地方南部の平地 3センチ
甲信地方 20センチ
5日(水)午前6時まで
関東地方北部の山地 30センチ
関東地方北部の平地 15センチ
箱根から多摩地方や秩父地方にかけて 10センチ
関東地方南部の平地 5センチ
甲信地方 20センチ
予想より地上気温が低くなった場合や、降水量が多くなった場合には、警報級の大雪となる可能性があります。積雪や路面の凍結による交通障害に注意・警戒してください。また、ビニールハウスの倒壊、電線や樹木などへの着雪による停電が発生するおそれもあり、注意が必要です。
●普段は雪の少ない所で「大雪」予想 注意が必要な場所は?
普段、雪に慣れていない方が雪道を歩く際、特に注意すべき所は4つあります。
1つめは、歩道橋の上や橋の上です。地面と接していないので地面からの熱が伝わりにくく、凍結しやすくなります。
2つめは、バスやタクシーの乗り降り場所です。人の乗り降りや車のタイヤによって雪が踏み固められると、滑りやすくなります。
3つめは、横断歩道です。多くの人や車が通ることで、雪が踏み固められやすくなるだけではありません。特に、白線部分は水が染み込みにくく、薄い氷の膜が出来やすいのです。
4つめは、地下への出入り口や建物への出入り口です。靴の底に付着していた雪が出入り口付近に残っていることもあります。地下へ降りる時は、差があるため、更に危険です。
