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太平洋側を中心に空気カラカラ 最小湿度10パーセント台も 火の取り扱いに注意


太平洋側を中心に晴天が続き、空気が乾燥しています。東北や関東では湿度が10%台前半まで低下し、乾燥注意報が発令中です。昨日も岩手県で山火事が発生しており、火災のリスクが高まっています。火の取り扱いには最大限の注意が必要です。火事を防ぐためには、たばこの消火を徹底したり、ストーブや台所での火の管理に気を付けることが重要です。また、電化製品のコード類も発火の原因となるため注意が必要です。山火事を防ぐには、焚火を避けることやたばこの喫煙場所に配慮することが求められます。明日も乾燥した天気が続きますが、九州では夜から雨が期待されています。

今日26日(水)も太平洋側を中心に晴れて、空気が乾燥しています。東北の太平洋側や関東では最小湿度が10%台まで下がり、空気がカラカラです。火の取り扱いにご注意ください。

●空気がカラカラ 火の取り扱いに注意

今日26日(水)も太平洋側を中心に晴れて、空気が乾燥した状態が続いています。

午前11時までの最少湿度は群馬県嬬恋村で13%、茨城県北茨城市で15%、福島県いわき市の勿来山田で18%と今季最も低くなっています。東京都八王子市で16%、神奈川県小田原市で17%と空気がカラカラです。

乾燥注意報が東北の太平洋側や関東から九州にかけて広く発表さています。

昨日25日(火)に岩手県陸前高田市と大船渡市にまたがる山林で火災が発生しましたが、岩手県の沿岸南部では2月18日(火)から乾燥注意報が発表されています。

●明日27日 広く晴れて空気の乾燥した状態が続く

明日27日(木)の日中は広く晴れて、空気の乾燥した状態が続くでしょう。引き続き火の取り扱いにご注意ください。

九州では明日27日(木)の夜から28日(金)は雨が降り、空気が少し潤いそうです。

●空気が乾燥 火事を防ぐには

空気が乾燥するこの時期は、火災発生のリスクが高まります。火災を防ぐポイントは、以下の通りです。

① たばこの吸い殻は、水で完全に消してから捨てるようにしましょう。吸い殻を灰皿にためず、こまめに捨てることも大切です。寝たばこは、絶対にやめてください。
② ストーブの周りに燃えやすいものを置かないことはもちろん、洗濯物を乾かすためにストーブを使うことは、やめましょう。お出かけの時や就寝の際は、ストーブを消すのを忘れないでください。
③ 台所のコンロの周囲に燃えやすいものを置かないようにし、火が鍋底からはみ出さないようにしましょう。調理中はコンロから離れず、コンロを使用しない時は、ガスの元栓をしめてください。
④ 電化製品のコードからも、発火するおそれがあります。たこ足配線やコードを束ねて使用するのは避け、コードが家具の下敷きになったり、折れ曲がったりしないよう、注意が必要です。ホコリが溜まらないよう、プラグやコンセントは定期的に掃除をして、使っていないプラグは抜いておきましょう。
もしもの火災に備えて、住宅用の火災報知器を設置するのも、おすすめです。また、放火を防ぐため、家の周りに燃えやすい物を置かないようにしてください。

●山火事にも注意

冬から春は、空気が乾燥したり、強い風が吹きやすかったりすることに加え、枯葉や枯草が多いため、山火事が発生しやすい時期です。山火事を防ぐためには、次の4つのことが重要です。

① キャンプやピクニックなど、屋外で火を使う場合は、消火用の水などを準備し、その場を離れないようにしましょう。火を使った後は、確実に消火するのを忘れないでください。
② 空気が乾燥している日や、強い風が吹いている日は、焚火をするのはやめましょう。枯葉や枯草のある場所は、周囲に火が燃え広がるおそれがありますので、焚火をするのは絶対にやめてください。
③ たばこは指定された場所で、喫煙してください。喫煙が済んだたばこは火をしっかり消して、吸い殻の投げ捨てはやめましょう。できる限り、携帯用灰皿を使うのが、おすすめです。
④ 火遊びも、山火事を引き起こすことがあります。ほんの小さな火が、思わぬ山火事につながるおそれがありますので、火遊びは絶対にやめましょう。

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