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24日(月)振替休日にかけての3連休も、北陸を中心に発達した雪雲が流れ込み、さらに積雪が増えそう。九州から東海の平地など、普段雪が少ない地域でも雪。大雪による道路の通行止めや立ち往生など、交通への影響に警戒を。
●石川県で顕著な大雪 日本海側はさらに積雪増
日本海側は断続的に雪が降っています。石川県輪島市では、今日22日(土)午前5時までの6時間に26センチの顕著な降雪を観測。能登北部の平地では、大規模な交通障害の発生するおそれが高まっているとして「顕著な大雪に関する気象情報」が発表されました。
24日(月)振替休日にかけての3連休も寒波が居座り、日本海側は広く雪が降りそうです。JPCZ(日本海気団集束帯)の影響を受ける北陸から山陰では、断続的に雪の降り方が強まるでしょう。平地でも短時間で積雪が急増するおそれがあり、車の立ち往生など交通への影響に警戒してください。ふぶいて見通しが悪くなる所もありそうです。
また、上空の寒気が強いため、普段雪が少ない九州から東海の平地でも雪が降るでしょう。福岡県や京都府など、西日本は大雪になる所もありそうです。積雪や凍結によって路面状況が悪くなるため、慣れない雪道を運転する際には、必ず冬用タイヤやタイヤチェーンを装着して、安全運転を心がけてください。移動が多くなる3連休です。新幹線など、交通機関に乱れがないか最新の情報を確認して、時間に余裕を持ってお出かけください。
※JPCZ(日本海寒帯気団収束帯):冬型の気圧配置が強まると、シベリア大陸から冷たい風が日本海に流れ込みます。この冷たい風は、朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分されます。その風下である日本海で再び合流し、収束帯(雪雲が発達しやすいライン)が形成され、雪雲が発達しやすくなります。
●予想降雪量
【24時間降雪量(多い所)】
23日(日)午前6時まで
東北 山沿い 60センチ
東北日本海側 平地 50センチ
東北太平洋側 平地 30センチ
北陸 山沿い 70センチ
北陸 平地 40センチ
24日(月)午前6時まで
東北日本海側 山沿い 50センチ
東北日本海側 平地 40センチ
東北太平洋側 山沿い 40センチ
東北太平洋側 平地 20センチ
北陸 山沿い 70センチ
北陸 平地 40センチ
山口県山地 30センチ
山口県平地 10センチ
福岡県・大分県山地 5センチ
福岡県・大分県平地 1センチ
●雪道運転 万が一に備えての安心グッズ
雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。
雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。