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インフルエンザ発生状況 前週比約2.2倍 年末年始も寒さと乾燥 体調管理に注意


厚生労働省の発表によると、令和6年第51週のインフルエンザ報告数は定点あたり「42.66」となり、前週の約2.2倍、昨年同時期の約1.8倍に増加しました。指定医療機関の報告数も急増しています。年末年始は寒波が続き、太平洋側は乾燥した天候が予想されており、インフルエンザのリスクが高まるため、体調管理に注意が必要です。予防策として、マスクの着用、手洗いうがい、適度な室内湿度の維持、バランスの良い食事と睡眠が推奨されています。インフルエンザを発症した場合は、早めの医療機関受診を心がけましょう。

厚生労働省が発表している「インフルエンザの発生状況」によりますと、令和6年第51週(令和6年12月16日から令和6年12月22日まで)分の定点あたり報告数は、前週の約2.2倍に増えていて、昨年同時期に比べても、約1.8倍の多さです。年末年始も全国的に寒い日が多く、太平洋側では晴れて空気が乾燥するでしょう。体調管理に、お気をつけください。

●インフルエンザ患者 急増

27日(金)、厚生労働省が発表した「インフルエンザの発生状況」によりますと、令和6年第51週(令和6年12月16日から令和6年12月22日まで)分の定点あたり報告数は「42.66」と、前週の「19.06」の約2.2倍になりました。先々週から先週にかけても2倍以上の報告数でしたので、この2週間は1週間ごとに2倍以上のペースで増えていることになります。

また、昨年同時期である令和5年第51週(令和5年12月18日から令和5年12月24日まで)分の定点あたり報告数は「23.13」でしたので、昨年同時期に比べても、約1.8倍の多さです。

なお、インフルエンザの指定医療機関の報告数は「211,049」と、前週の「94,259」より急増しました。

●全国的に寒い日が多い 太平洋側は晴天&乾燥が続く

この年末年始は、全国的に気温の低い日が多いでしょう。

30日(月)頃までは、広い範囲で、年末寒波の影響を受けそうです。31日(火)頃は、寒さが少し和らぐ所もありますが、一時的です。年が明けると、3日(金)頃には、また次の寒波がやってくるため、全国的に寒さが厳しくなるでしょう。

さらに、太平洋側ではしばらく晴れる所が多く、空気の乾いた状態も続きそうです。寒さと乾燥で、体調を崩さないよう、ご注意ください。

●空気が乾燥 インフルエンザに注意

湿度が低くなると、ノドの粘膜の防御機能が低くなるため、インフルエンザにかかりやすくなります。インフルエンザを予防するには、次のようなことを心がけてください。

① 外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。

② 外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。

③ 室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。

④ 栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。

それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。

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