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東京の12月上旬は冬晴れ続く 日照時間は80時間 雨もなし


関東地方では、12月上旬東京都心の日照時間が80時間に達し、これは1971年以来の記録です。この異常な日照時間の増加により、降水量が0.0ミリと空気が乾燥状態であり、5日連続で乾燥注意報が発表されています。今後も冬型の気圧配置が続く見込みで、乾燥状態が長引く可能性があります。乾燥による火災リスクが増大しているため、火の取り扱いには特に注意が必要です。火災を防ぐため、たばこの処分やストーブの使用に注意すること、電化製品の安全な取り扱いが推奨されます。家庭用火災報知器の設置や、燃えやすい物を家の周りに置かない工夫も重要です。

このところ関東はよく晴れていますが、東京都心の12月上旬の日照時間が80時間に達しました。12月上旬の80時間は1971年以来で、冬にしても多くなっています。降水も0.0ミリしかありませんでした。そのため、空気もカラカラに乾いていて、5日連続で乾燥注意報が発表されています。火の取り扱いは十分ご注意ください。

●12月上旬 東京都心の降水量0.0ミリ この先も乾燥注意

日本付近は西高東低の冬型の気圧配置が続いていて、太平洋側では平年より日照時間が多くなっています。東京都心では12月1日から昨日10日(火)までの日照時間の合計が80時間。12月上旬に80時間に達したのは1971年以来のことです。

そのため、太平洋側では雨も少なくなっています。

図は12月上旬の降水量の合計です。太平洋側は広い範囲で平年の10%以下となっています。東京都心ではきょう11日(水)まで5日連続で乾燥注意報が発表されている状況です。

今月このあとも、冬型の気圧配置になる日が多く、太平洋側は空気の乾燥が続く見込みです。
火の取り扱いはいつもの年以上に慎重にしてください。

●火事を防ぐには

空気が乾燥するこの時期は、火災発生のリスクが高まります。火災を防ぐポイントは、以下の通りです。

① たばこの吸い殻は、水で完全に消してから捨てるようにしましょう。吸い殻を灰皿にためず、こまめに捨てることも大切です。寝たばこは、絶対にやめてください。
② ストーブの周りに燃えやすいものを置かないことはもちろん、洗濯物を乾かすためにストーブを使うことは、やめましょう。お出かけの時や就寝の際は、ストーブを消すのを忘れないでください。
③ 台所のコンロの周囲に燃えやすいものを置かないようにし、火が鍋底からはみ出さないようにしましょう。調理中はコンロから離れず、コンロを使用しない時は、ガスの元栓をしめてください。
④ 電化製品のコードからも、発火するおそれがあります。たこ足配線やコードを束ねて使用するのは避け、コードが家具の下敷きになったり、折れ曲がったりしないよう、注意が必要です。ホコリが溜まらないよう、プラグやコンセントは定期的に掃除をして、使っていないプラグは抜いておきましょう。
もしもの火災に備えて、住宅用の火災報知器を設置するのも、おすすめです。また、放火を防ぐため、家の周りに燃えやすい物を置かないようにしてください。

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