今回の寒気のピークは今日8日です。北海道の日本海側から北陸は雪や雨で、山沿いを中心に大雪となる所があるでしょう。大雪やふぶきによる交通障害に注意。関東甲信や西日本の山地でも積雪となる所があるでしょう。11日(水)頃から再び冬型の気圧配置が強まり、日本海側は降雪量がこの時期としてはかなり多くなる恐れがあります。
●8日 今回の寒気のピーク 日本海側は大雪による交通への影響に注意
今日8日(日)も冬型の気圧配置となっています。今回の寒気のピークは今日8日(日)で上空1500メートル付近でマイナス6℃以下の平地に雪を降らせる目安の寒気が一時的に西日本付近まで南下します。
北海道や東北の日本海側は平地でも雪、北陸は山沿いを中心に雪が降るでしょう。山沿いを中心に降雪が強まり、大雪となる所がありそうです。24時間降雪量は新潟県など多い所で60センチが予想されています。風も強く、ふぶく所もあるでしょう。大雪やふぶきによる交通機関への影響にご注意ください。
関東甲信から九州北部の山地でも雪で、積雪となる所があるでしょう。峠越えの車は冬用タイヤやタイヤチェーンの装着など冬の装備をお願いします。
●週半ばから再び強い寒気 大雪に関する早期天候情報も
9日(月)は寒気のピークは次第に越えるでしょう。10日(火)頃は一旦、冬型の気圧配置は緩みますが、11日(水)頃から再び冬型の気圧配置が強まる予想です。強い寒気が南下し、日本海側を中心に荒れた天気や降雪量が多くなる恐れがあります。
気象庁は大雪に関する早期天候情報を日本海側を中心に発表しています。北海道や東北の日本海側、北陸、長野県北部・群馬県北部、岐阜県山間部は11日(水)頃から、近畿日本海側や山陰は13日(金)頃からこの時期としては降雪量がかなり多くなる可能性があります。車の立ち往生など交通障害に注意が必要です。
※「大雪に関する早期天候情報」とは、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい降雪量(冬季の日本海側)となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。6日先から14日先までの期間で、5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に、情報が発表されます。
●冬道の運転 注意するキーワードは「ふゆとじこ」
この時期、車を運転する際に、気をつけていただきたいポイントは、5つあります。
(1)冬道装備をしっかりと行いましょう。早めに冬用タイヤに取り換えたり、タイヤチェーンを用意したりしましょう。雪道運転は、バッテリーが上がりやすくなります。遠出をする際は、予備のウォッシャー液やバッテリーを確認するなど、事前の点検も忘れないでください。
(2)ゆっくりと、慎重に運転しましょう。雨や雪が降った後に、気温が低いと、普段、慣れている道でも、思わぬ所が凍結している可能性があります。また、雪のない所でも、道路が黒っぽく見えたら、凍結している恐れがありますので、油断しないでください。
(3) 時には、迂回や出控えることも、選択肢の一つです。ドライブプランなどを、一時的に変更するのも良いでしょう。
(4) 時間に余裕をもって、出発しましょう。慌てると、凍結した道路でも、ついスピードが出てしまい、事故につながってしまいます。
(5) こまめに天気や道路情報を確認しましょう。天気予報が、急に「晴れ」から「雪」に変わるかもしれません。雪が降ると、道路が通行止めになることもあります。
5つのポイントの頭文字を並べて、「ふゆとじこ」と覚えてください。