寒気が流れ込んでおり、今日7日の夜から明日8日の朝にかけては、一段と冷え込みが強まるでしょう。北海道は明日8日の最低気温がマイナス5℃を下回る所が多く、厳しい冷え込みに。東京都心は3℃と霜が降りるほど冷え込むでしょう。北海道から九州にかけて広く急激な温度変化によって身体にダメージを受ける「ヒートショック」に注意が必要です。
●今夜から明日朝は冷え込み強まる ヒートショックに注意
寒気が流れ込んでおり、今日7日の夜から明日8日の朝にかけては、一段と冷え込みが強まるでしょう。北海道は明日8日の最低気温がマイナス5℃を下回る所が多く、厳しい冷え込みになりそうです。東北から関東甲信も内陸部を中心に氷点下の冷え込みになるでしょう。東京都心も3℃と霜が降りるほど冷え込みそうです。東海から九州の市街地でも5℃くらいまで下がるでしょう。
このような冷え込む時期に気を付けなければいけないのが「ヒートショック」です。冬の時期は、暖かい部屋から寒い部屋、寒い部屋から暖かい部屋への移動など、急激な温度の変化によって血圧が乱高下するなど身体がダメージを受けるため、「ヒートショック」が発生しやすくなります。入浴時に最も発生しやすいといわれているため、今夜も入浴の際は注意が必要です。
●ヒートショック予防 安全な入浴方法は?
ヒートショックは、気温の下がる冬に多く発生しやすく、特に浴室は、危険度が高まります。そこで、安全な入浴方法は、以下の通りです。
お湯の温度は41度以下、入浴時間は10分以内を心がけましょう。特に、心臓病や高血圧の方は、半身浴(お湯に入るのは胸の下あたりまで)がおすすめです。もし、肩が寒い場合は、お湯で温めたタオルをかけましょう。また、血圧の変動を抑えるために、お湯に入る前には、かけ湯をしっかり行ってください。
そして、入浴の前後で、急に「寒い」と感じないように、脱衣所と浴室の温度変化がないようにしましょう。脱衣所は小型の暖房器具で暖めておき、浴槽はシャワーでお湯をためると、浴室全体が暖まります。すでに、浴槽にお湯がたまっている場合は、入浴前に十分かき混ぜた後、浴槽の蓋を開けておくだけでも、湯気で浴室全体を暖めることができます。そのほか、入浴前後に、コップ1杯の水分を補給することも、入浴中のヒートショック防止につながります。
さらに、万が一に備えて、家族に一声かけてからお風呂に入ることを習慣にしましょう。長風呂になりがちな方は、家族の方が、時々、声をかけてあげてください。また「お風呂の中で音が全くしない」「突然大きな音がした」など、異常を感じたら、ためらわずに声をかけましょう。
●住宅全体を暖めて ヒートショックを防ごう
家の中は、部屋によって室温が違います。暖かい部屋から寒い部屋へ移動するなど、急激な温度の変化によって身体がダメージを受ける「ヒートショック」が発生しやすくなりますので、なるべく室温を一定に保つのがおすすめです。
そのためには、部屋ごとに温度計を置いて室温を確認し、寒い部屋には、暖房器具を設置するなど、対策を心がけましょう。部屋と部屋の温度差をなくすためには、居室 だけでなく、家全体を暖かくすることが重要で、二重サッシにするなど、断熱化も有効です。
特に、居間や脱衣所の室温が18度未満の住宅では、浴槽のお湯の温度が42度以上の"熱め入浴"が増加する、という研究結果もあり、血圧の急激な変化につながるおそれもあります。
目安となる室温は、家中どこでも18度以上と覚えてください。