昨日5日(木)、大阪管区気象台は近畿地方の1か月予報を発表。この先1か月、近畿地方は寒気の影響を受けやすく、平年よりも気温が低くなる見通しです。また、日本海側では雪の降る量が多くなる予想で、大雪に注意が必要です。一方、太平洋側では、晴れの日が多くなるでしょう。
●この先1か月の近畿は低温傾向
昨日5日(木)、大阪管区気象台は近畿地方の1か月予報を発表。この先1か月は、冬型の気圧配置が強まりやすく、近畿地方には、度々、強い寒気が流れ込む見通しです。
明日7日(土)から20日(金)の2週間は、平年よりも気温が低くなる見込みです。急速に本格的な冬の寒さとなるため、寒さで体調を崩さないよう、健康管理には十分お気をつけください。
その先、21日(土)から来年1月3日(金)も、気温は平年並みか平年より低い見込みです。寒さが緩んでホッとできる機会は少ないでしょう。
●日本海側は雪が多く大雪注意
冬型の気圧配置が強まりやすいため、近畿地方の日本海側は、平年より降水量が多く、降雪量も多くなるでしょう。特に、期間の前半はかなり多くなる可能性があります。これまで季節の歩みが遅かったところに、急に本格的な雪のシーズンがやってきます。雪への備えは万全に行ってください。一方で、太平洋側には、雨雲、雪雲は流れ込みにくく、平年よりも晴れの日が多くなるでしょう。
●日本海側で雪が降るしくみ
冬になると、シベリアや中国大陸から乾いた非常に冷たい北西の風が吹くようになります。この冷たい風が比較的温度が高い日本海の上を渡ってくると、たくさんの水蒸気が発生し、これが雪雲になります。
北西の風に乗ってやってきた雪雲が日本列島に連なる山々にぶつかり、日本海側の地域に雪を降らせます。一方、太平洋側の地域では、雪を降らせた後の空気が山々を越えて吹き下りるので、雪はほとんど降らずに、晴れて空気が乾燥します。