6日(金)午前中は、東北沿岸部を中心に風が強まり、山形県・飛島では最大瞬間風速38.2メートルと、立っていられないくらいの風を観測しました。東北沿岸部を中心に、6日(金)夜遅くにかけて暴風に警戒し、7日(土)未明にかけて高波に注意・警戒が必要です。また、6日(金)昼過ぎからは、岩手県沿岸部など、猛吹雪にも警戒してください。
●6日(金)午前中 非常に強い風を観測
6日(金)は、低気圧が発達しながら、日本海を東へ進んでいます。この低気圧に近い、東北沿岸部を中心に、午前中は風が強まりました。
最大瞬間風速は、山形県・飛島で38.2メートル(8時44分)、新潟県・相川で32.4メートル(6時34分)を観測しました。秋田県・にかほでは31.2メートル(9時2分)と、2008年の統計開始以来、12月1位の値を更新しました。
最大瞬間風速30メートル以上の風といえば、非常に強い風で、何かにつかまっていないと立っていられず、飛来物によって負傷するおそれがあるレベルです。
●東北沿岸部を中心に 暴風・猛吹雪に警戒
6日(金)午後も、東北沿岸部を中心に、西よりの「非常に強い風」の吹く状態が続くでしょう。東北日本海側の海上では、しける見込みです。
【風の予想】
6日(金)に予想される最大風速(最大瞬間風速)
東北日本海側 海上 20メートル (30メートル)
東北日本海側 陸上 18メートル (30メートル)
東北太平洋側 海上 20メートル (30メートル)
東北太平洋側 陸上 15メートル (30メートル)
【波の予想】
6日(金)から7日(土)にかけて予想される波の高さ
東北日本海側 5メートル
東北太平洋側 3メートル
6日(金)夜遅くにかけて暴風に警戒し、7日(土)未明にかけて高波に注意・警戒が必要です。
さらに、岩手県では、昼過ぎから暴風だけでなく雪も伴うので、猛吹雪になるおそれがあります。海上では、6日(金)昼過ぎから夕方にかけて、暴風雪に警戒が必要です。岩手県の陸上でも、吹雪によって交通機関に影響がでるおそれがありますので、お気をつけください。