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12月は全国的に冬らしい寒さ 日本海側は急に大雪の可能性も 1か月予報


気象庁が発表した1か月予報によると、年末にかけて平均気温は全国的に「平年並み」ですが、特に東・西日本、沖縄・奄美では12月半ばから寒さが増す見込みです。北日本の日本海側では、低気圧の影響で降雪量が「平年並みか多い」予測。急激な寒気と高い海面水温が組み合わさると、急に大雪になる可能性があります。一方、東・西日本の太平洋側では降水量が少なく、火災の危険が高まるため注意が必要です。11月末から12月初にかけては平均より気温が高いものの、12月中旬には一転して寒さが厳しくなるため、体調管理が必須です。体感的には週ごとに大きな気温の変動が予想されており、寒さ対策を万全にすることが重要です。

気象庁が、28日に発表した1か月予報によりますと、年末にかけての平均気温は、全国的に「平年並み」でしょう。ただ、詳しくみると、東・西日本、沖縄・奄美では、12月半ばから急に寒くなりそうです。また、寒気の影響を受けやすい時期があるため、日本海側の降雪量は「平年並みか多い」見込みです。急に冬本番を迎えますので、寒さ対策や雪対策を心がけてください。

●日本海側 急に大雪の可能性も

気象庁は、11月28日、1か月予報を発表しました。

それによりますと、北日本日本海側を中心に、低気圧の影響を受けやすい時期があるでしょう。一方、日本付近では冬型の気圧配置が強まる時期もありそうです。また、上空約1500mの気温は、日本付近では平年より低く、寒気の影響を受けやすい時期がある見込みです。

このため、北・東日本日本海側では、降水量は「平年並みか多い」、日照時間は「平年並みか少ない」でしょう。また、降雪量は「平年並みか多い」予想になっています。

今年の秋は、全国的に季節の進み具合が遅く、気温の高い日が多かったため、日本海でも、まだ海面水温が平年より高い傾向です。いつもの年よりも暖かい海の上空を、強い寒気が南下すると、日本海側で急に大雪になる可能性があります。

雪に慣れている所でも、冬用タイヤへの交換が「まだ」という方は、早めに行ってください。

●東・西日本太平洋側 空気が乾燥 火災に注意

一方、東・西日本太平洋側では、降水量が「平年並みか少ない」、日照時間が「平年並みか多い」予想です。

つまり、いつもの年に比べて、雨が少なく&たっぷり晴れる可能性があるので、空気が乾きやすいでしょう。空気が乾き、さらに風が強くなるので、火災の危険度が高まる恐れがあります。

インフルエンザ予防、お肌やノドの乾燥対策も、心がけてください。

●東・西日本 沖縄・奄美では 気温の変動「大」

1か月全体の平均気温は、全国的に「平年並み」の予想ですが、週ごとに詳しく見てみます。

11月30日~12月6日の平均気温は、全国的に「平年より高い」でしょう。12月に入っても、まだ冬らしくない気温になりそうです。

ただ、暖かいのは、長続きしません。12月7日~13日の平均気温は、東・西日本、沖縄・奄美では「平年並みか低い」予想です。前週の高温状態から、一気に寒くなるので、気温の変動が大きくなりそうです。何かと忙しい時期に、体調を崩さないよう、注意が必要です。

12月14日~27日の平均気温は、全国的に「平年並み」でしょう。12月も折り返しとなり、クリスマスを迎える時期ですが、時折、寒気が南下するタイミングがあり、冬本番らしい寒さになりそうです。イルミネーションを見る時などは、万全な寒さ対策を心がけてください。

【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方

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