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関東に今季初の乾燥注意報 東京は最小湿度20パーセント台 空気カラカラ火災に注意


28日木曜日、関東地方では今シーズン最も空気が乾燥しており、千葉県には今季初の「乾燥注意報」が発表されました。東京都心の最小湿度は20%台、神奈川県小田原市では10%台を観測しました。乾燥した条件は続く見込みで、火災リスクが高まっています。火災を防ぐためには、たばこの徹底的な消火やストーブ周りの注意が必要です。インフルエンザや肌の乾燥対策も重要です。週間予報では晴天が続き、空気の乾燥が予想されます。火災報知器の設置や、家の周りに燃えやすい物を置かないことも推奨されています。

28日(木)の関東は、今シーズン1番、空気が乾いています。千葉県には、関東で今季初めて「乾燥注意報」が発表されました。東京都心は、今季初めて最小湿度が20%台になり、神奈川県小田原市など、関東で今季初めて最小湿度が10%台まで下がりました。しばらく空気の乾燥が続きますので、火の取り扱いにご注意ください。

●関東 空気が乾燥「今季初ラッシュ」

28日(木)の関東は、朝から広く晴れて、空気がカラカラに乾いています。

午前3時18分、千葉県に「乾燥注意報」が発表されました。関東で今季初の「乾燥注意報」です。なお、昨季、関東で初めて乾燥注意報が発表されたのは、10月6日、千葉県でした。

実際、湿度がどんどん下がっています。

東京都心では、午前10時48分、最小湿度25%を観測し、今季初の20%台となりました。東京都心で最小湿度が20%台まで下がったのは、5月25日の22%以来、およそ半年ぶりです。

また、午前11時までに、関東で最も湿度が下がったのは、神奈川県小田原市で15%。神奈川県海老名市では16%、千葉県船橋市では17%を観測しました。関東では、今季初の最小湿度10%台です。関東で最小湿度が10%台まで下がったのは、5月29日に群馬県桐生市で観測した18%以来、およそ半年ぶりです。

なお、空気が乾いているため、見通しが良くなっています。

東京の28日(木)9時の視程は40㎞でした。今月、9時の視程が40㎞になったのは、これで7回目(7日、13日、19日、23日~25日、28日)です。東京で、11月に9時の視程が40㎞となった回数は、最近10年(2015年-2024年)では、最も多くなりました。(2位は2020年の5回です。)

●晴れの天気 いつまで?

関東では、28日(木)午後も、晴天が続くでしょう。

さらに、週間予報を見ますと、この先1週間、広い範囲で晴れマークが並んでいます。12月2日(月)には、さいたま・千葉・水戸など傘マークの所もありますが、雨が降っても一時的です。3日(火)からは、また晴天の続く所が多く、空気がどんどん乾きそうです。

火の取り扱いはもちろん、インフルエンザにも注意が必要です。お肌やノドの乾燥対策も、心がけてください。

●空気が乾燥 火事を防ぐには

空気が乾燥するこの時期は、火災発生のリスクが高まります。火災を防ぐポイントは、以下の通りです。

① たばこの吸い殻は、水で完全に消してから捨てるようにしましょう。吸い殻を灰皿にためず、こまめに捨てることも大切です。寝たばこは、絶対にやめてください。

② ストーブの周りに燃えやすいものを置かないことはもちろん、洗濯物を乾かすためにストーブを使うことは、やめましょう。お出かけの時や就寝の際は、ストーブを消すのを忘れないでください。

③ 台所のコンロの周囲に燃えやすいものを置かないようにし、火が鍋底からはみ出さないようにしましょう。調理中はコンロから離れず、コンロを使用しない時は、ガスの元栓をしめてください。

④ 電化製品のコードからも、発火するおそれがあります。たこ足配線やコードを束ねて使用するのは避け、コードが家具の下敷きになったり、折れ曲がったりしないよう、注意が必要です。ホコリが溜まらないよう、プラグやコンセントは定期的に掃除をして、使っていないプラグは抜いておきましょう。
もしもの火災に備えて、住宅用の火災報知器を設置するのも、おすすめです。また、放火を防ぐため、家の周りに燃えやすい物を置かないようにしてください。

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