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12月~2月 中国地方は冬らしい寒さに 降雪量は昨年より多い 車の冬装備を万全に


気象台の3か月予報によれば、今年の冬は例年よりも「冬らしい」冷え込みが予想され、降雪量も平年並みかそれ以上となる見込みです。日本全体で経度の高い地域では特に、ラニーニャ現象の影響で冬型の気圧配置が強まり、寒さと降雪が顕著になる可能性があります。地球温暖化の影響で短期間に大量の雪が降り、大雪となるリスクが高まっているため、特に車の冬装備を整えることが推奨されています。スタッドレスタイヤの交換や運転スタイルの見直しを行い、準備を進めることが呼びかけられています。

今日19日(火)に気象台が発表した3か月予報によると、今年の冬は、冬らしい寒さとなり、降雪量は平年並みか平年より多い見込みです。本格的な寒さになる前に、車の冬装備など、冬支度を万全にしておいてください。

●冬らしい寒さ 降雪量は平年並みか多い

昨年は暖冬で降雪量が少なかった中国地方ですが、今年の冬は、冬らしい寒さとなり、山陰の降雪量は平年並みか多い見込みです。これまで高温傾向が長く続いたため、体に堪える寒さになるでしょう。

●冬型の気圧配置が強まる時期がある

今年の冬は、ラニーニャ現象の特徴が明瞭になり、インドネシア付近を中心に積乱雲の発達が多い一方で、日付変更線付近で積乱雲の発生が少ない見込みです。この影響で上空の偏西風は日本付近でやや南に蛇行するでしょう。このため、東・西日本を中心に冬型の気圧配置が強まる時期がある見込みです。
地球温暖化の影響で、中緯度帯を中心に大気全体の温度が高いため、一度に降る雪の量が増え、大雪になる可能性があります。

●シーズン最初の雪に備えて 車の冬装備を万全に

シーズン最初の雪は、たとえ雪に慣れている方でも、以下の2つのことに注意が必要です。

(1)必ず、スタッドレスタイヤに交換するか、タイヤチェーンを装着しましょう。スタッドレスタイヤは、溝が十分にあるかどうかを、事前に確認してください。あまり使っていないスタッドレスタイヤでも、時間が経てば、劣化が進みますので、シーズン前に点検が必要です。
(2)たとえ急いでいても、急ブレーキ、急なハンドル操作、急発進、急な車線変更など「急」のつく運転はやめましょう。「急」のつく運転をしてしまうと、車がスリップしやすくなります。車を発進する時や上り坂では、タイヤが空転してしまわないよう、アクセルをじわりと踏み込んでください。下り坂では、エンジンブレーキを基本として、アクセルとブレーキも適度に調整して、速度を落としてください。

シーズン最初の雪に備えて、車の冬装備を万全にしておいてください。また、雪の少ない瀬戸内側でも一時的には雪が降るでしょう。前もって万全な対策をしておきましょう。

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