フィリピンの東にある台風22号は発達しながら北西へ進んでおり、今日5日(火)にも「強い」勢力となるでしょう。沖縄は台風周辺の湿った空気の影響で大気の状態が不安定に。落雷や突風、急な強い雨にご注意ください。強風や高波にも注意が必要です。
●台風22号 「強い」勢力に発達へ
今日5日(火)午前6時、台風22号はフィリピンの東を北西へ進んでいます。
海面水温の高い海域を進んでいるため、今日5日(火)にも「強い」勢力となるでしょう。台風の強さは最大風速で決まり、「強い」勢力とは強い方から3番目の勢力です。
今後、台風22号はゆっくりと西よりに進み、フィリピンと台湾の間のバシー海峡から南シナ海へ進むでしょう。
●沖縄は急な雷雨・強風・高波に注意
台風22号が列島に直撃する可能性は低いですが、南西諸島には、次第に台風周辺の湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になるでしょう。沖縄は、7日(木)頃は落雷や突風、急な強い雨にご注意ください。
また、台風と東シナ海で張り出す高気圧の間で気圧の傾きが大きくなり、沖縄は7日(木)にかけて風が強まり、波が高くなるでしょう。強風やうねりを伴った高波にご注意ください。
●高波に注意 台風が離れていても 海には近づかないで
台風が近づいている時に、絶対にやってはいけないことは、海に近づくことです。海の様子を見に行ったり、サーフィンや釣りを楽しんだりすることは、高波にさらわれる恐れがありますので、とても危険です。
また、台風から離れていても、油断はできません。天気は穏やかなのに、台風から発生した「うねり」が届いて、急に高波が打ち寄せることもあります。波浪警報や波浪注意報が発表されている時には、むやみに海に近づかないでください。