厚生労働省が発表している「インフルエンザの発生状況」によりますと、最新のインフルエンザ報告数(10月14日~20日)は「3,596人」でした。前の週より減少したものの、地域によっては注意報基準を超えていて、学年閉鎖や学級閉鎖も発生しています。空気の乾燥に注意し、マスクの着用や手洗いなどで対策を心がけてください。
●インフルエンザ報告数 学年閉鎖や学級閉鎖も
厚生労働省が今日(25日)に発表した「インフルエンザの発生状況」によりますと、第42週(令和6年10月14日~20日)のインフルエンザの指定医療機関の報告数は「3,596人」でした。
前週より減少しましたが、地域によっては報告数が多くなっています。沖縄県では定点当たりの報告数が、「インフルエンザ注意報」基準の10人を上回る、「11.18人」となっています。
また、インフルエンザに伴う学年閉鎖や学級閉鎖も発生していて、学年閉鎖は「15校」、学級閉鎖は「62クラス」となっています。
●秋晴れで空気が乾燥
この時期、秋晴れで乾いた空気に包まれる地域では、湿度が低くなります。今日25日は北日本を中心に湿度が30%前後まで下がった所がありました。
最近、ノドの乾燥を感じやすいことがあるかもしれません。湿度が低くなると、ノドの粘膜の防御機能が低くなることでインフルエンザにかかりやすくなるため、対策が必要です。
●空気の乾燥 インフルエンザに注意
インフルエンザを予防するには、次のようなことを心がけてください。
① 外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。
② 外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。
③ 室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。
④ 栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。
それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。