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「台風20号」発生へ 日本列島への影響は? まだ台風シーズン


現在、南の海上にある熱帯低気圧が今後24時間以内に台風20号に発達する見込みです。気象庁の発表によると、高い海面水温(約30℃)の影響で熱帯低気圧が発達する可能性が高いとされています。現在の進路予測では、フィリピンの東を北西に進み、フィリピンや台湾、および沖縄方面への影響が予想されていますが、進路にはばらつきがあり、具体的な動向は不確実です。また、この熱帯低気圧が本州付近の秋雨前線を活発化させる可能性も考えられます。10月は台風シーズンであり、今後の気象情報に注意が必要です。

南の海上の熱帯低気圧が、今後、台風になる予想です。台風が発生すれば、台風20号となります。今後の動向に注意。

●「台風20号」発生へ

20日(日)、南の海上には熱帯低気圧があります。衛星画像をみても、南の海上で大きな雲がまとまりつつあります。熱帯低気圧とは熱帯の海上で発生する低気圧で、このうち最大風速がおよそ17 m/s以上のものが台風となります。

気象庁は、この熱帯低気圧が「24時間以内に台風に発達する見込み」と発表しました。

●南の海上の海面水温はまだ高い

一般的に台風は海面水温が26~27℃の海域で発生するといわれています。上の図の通り、まだ南の海上の海面水温はピンク色で示される30℃前後と高い状態です。

熱帯低気圧は今後も海面水温の高い海域を進み、発達するものと予想されます。

●今後の動向に注意

今のところ、25日(金)頃にかけてフィリピンの東を北西へ進む予想です。

その後の進路はまだバラつきが大きく、はっきりしません。ただ、日本や海外の気象予測モデルではフィリピンや台湾方面へと進むと予想するものもあれば、北よりに進路を変えて、沖縄付近に近づくと予想するものもあります。この台風に変わると予想される熱帯低気圧が日本に近づかなくても、本州付近に延びる秋雨前線の活動を活発化させる可能性もあります。

10月はまだ台風シーズンです。今後の台風情報・気象情報にご注意ください。

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