今日20日(日)、岩手山や蔵王山、吾妻山で初冠雪が観測され、本州では今シーズン初めての初冠雪となりました。北海道の手稲山、雌阿寒岳、鷲別岳でも初冠雪が観測され、冬の便りが続々と届いています。
●東北・北海道で初冠雪 本州では今シーズン初
昨日19日(土)から流れ込んでいる寒気の影響で、北日本では雪の降った所があり、今日20日(日)にかけて北海道は初雪ラッシュとなり、東北と北海道では初冠雪と、冬の便りが続々と届きました。
今日20日(日)初冠雪が観測されたのは、福島県の吾妻山、宮城県の蔵王山、岩手県の岩手山、北海道の手稲山と雌阿寒岳、鷲別岳です。本州では、今シーズン初めての初冠雪となりました。
吾妻山:平年より6日早く、昨年より1日早い
蔵王山:平年より8日早く、昨年より2日早い
岩手山:平年より7日遅く、昨年より3日遅い
手稲山:平年より2日遅く、昨年より3日遅い
雌阿寒岳:平年より3日遅く、昨年より2日早い
鷲別岳:平年より11日早く、昨年より2日早い
●初冠雪とは
初冠雪とは、8月1日から翌年の7月31日までに山麓の気象官署から見て、山頂付近が初めて積雪などで、白く見えることを言います。
初冠雪は初雪とは違い、麓の気象台から山の山頂付近が雪などで白く見えることが条件です。山に登って、雪が降っていることが分かっても、初冠雪とはなりません。
また、麓から見えることが条件で、山にいくら雪が積もっていても、雲に邪魔されて見えない場合も初冠雪にはなりません。遠くから見えるくらいの雪が積もり、その後、晴れて、麓から確認できたときに、初冠雪となります。
(なお、富士山の初冠雪は、「一日の平均気温が、その年の最も高い日」の後に、山頂付近が雪などによって白く見える様子が、麓の気象台から見えたことが、観測の条件です。)