この先の関東は気温のアップダウンが大きい一週間になるでしょう。明日19日(土)は季節外れの暑さで、東京都心では統計開始以来、最も遅い真夏日の記録を更新しそうです。ただ、夕方以降の雨を境に気温が大幅に下がります。急激な気温変化で体調を崩さないよう、十分ご注意ください。
●19日(土) 関東は真夏日続出 最遅記録を更新か
明日19日(土)の関東は、明け方まで雨の降る所がありますが、その後は一時的に天気が回復し、午前中は晴れ間の出る所があるでしょう。南寄りの風が吹いて気温はグンと上昇し、最高気温は30℃以上の真夏日が続出しそうです。東京都心の最高気温は31℃の予想で、統計開始以来、最も遅い真夏日を更新するかもしれません(東京都心のこれまでの真夏日最遅記録は、2013年10月12日です)。季節外れの暑さによる熱中症などに注意が必要です。
●19日(土) 夕方以降は一時的に強まる雨に注意
19日(土)午後は前線が通過するため、夕方以降は関東北部から次第に雨の範囲が広がるでしょう。雨雲の動きが速いため、まとまった雨量になることはありませんが、前線が通過するタイミングで一時的に雨脚が強まる所もあります。道路の冠水などにお気をつけください。
●前線通過後は大幅に気温ダウン
前線通過後は北よりの風が強まります。暖かな空気から一転、ヒンヤリした空気に入れ替わるでしょう。
20日(日)は高気圧に覆われて晴れますが、一時的に冬型の気圧配置となるため、気温の低い状態は続く見込みです。東京都心の最高気温は20度の予想で、19日(土)より10℃以上低くなるでしょう。気温が5℃変わると、服装1枚分に相当すると言われています。19日(土)の日中は半袖で過ごせても、20日(日)は昼間でもカーディガンや薄手のジャケットなど羽織るものが必要になりそうです。この土日は服装選びを慎重に行いましょう。
また、晴れることで放射冷却が強まり、21日(月)の最低気温は12℃と10月下旬並みの寒さになる所もあります。
●この先は気温のアップダウンが大きい一週間
寒気が流れ込むのは一時的で、22日(火)以降はこの時期としては高い気温に戻るでしょう。23日(水)は最高気温25℃以上の夏日になる所が多くなりそうです。ただ、次の前線が通過する影響で天気は下り坂に向かいます。24日(木)と25日(金)は広い範囲で曇りや雨になるでしょう。25日(金)は再び、最高気温が20℃前後になる予想です。
朝晩と日中の気温差だけでなく、日ごとの気温差が大きい一週間になります。急激な気温変化で体調を崩さないようご注意ください。