東北地方は今夜(17日)広く晴れて、今年最大の満月「スーパームーン」を楽しめるでしょう。ただ、秋晴れは長続きせず、明後日19日(土)は各地で雨や風が強まりそうです。この雨の後は寒気が入り、20日(日)は標高の高い山で雪が降る可能性があります。日ごとの寒暖差がかなり大きくなりますので、服装選びにご注意ください。
●今夜はスーパームーン 広い範囲で楽しめそう
今日17日(木)の月は、今年の中で最も大きな満月「スーパームーン」です。
東北地方は夜の早い時間帯ほど広く晴れて、満月を見られる所が多いでしょう。
夜遅くなるにつれて薄い雲は増えますが、月明かりを隠すほどではなさそうです。ベール越しの幻想的な満月を楽しめるでしょう。福島は多少厚い雲が目立ちますが、雲のすき間から観測のチャンスがありそうです。
夜は秋らしくヒンヤリとしますので、上着やブランケットを用意するなど、暖かい格好でお楽しみください。
国立天文台によると、月の出は青森と盛岡16:39、仙台16:42、秋田16:43、山形と福島16:44です。
今夜はぜひ空を見上げて、秋の夜空に輝く満月を愛でてみてください。
●19日(土)は荒天の恐れ 20(日)は山で初冠雪か
この秋晴れはいったん今日17日(木)までで、その先は天気が短い周期で変わります。
明日18日(金)は天気が下り坂で、宮城や福島など早い所では昼頃から雨が降り始めそうです。夜遅くには秋田など東北北部でも雨の降る所があるでしょう。
19日(土)は前線の影響で広く雨が降り、日本海側を中心にザッと強く降る時間もありそうです。風も強まり荒れた天気となる恐れがあります。強まる雨や風にご注意ください。
そして、この雨を境に上空には強い寒気が流れ込み、東北北部は午後に気温が急降下しそうです。昼頃をピークに25度以上の夏日となる南部でも、夜は一気に冷えて、セーターが必要なくらいでしょう。20日(日)の朝にかけては、標高の高い山で雨が雪に変わり、初冠雪の便りが届くかもしれません。気温の変化に注意して、峠越えを予定されている方は路面状況にも注意が必要です。
20日(日)の日中は、晴れ間が戻っても風が冷たく感じられるでしょう。一気に晩秋の寒さとなり、日中も上着が手放せなくなりそうです。
寒さの底は21日(月)の朝で、青森や岩手を中心に平地でも霜が降りる恐れがあります。農作物の管理に十分ご注意ください。
22日(火)以降も天気が短い周期で変わるでしょう。日中の肌寒さは解消しますが、日々の寒暖差が大きくなりそうです。その日の気温に合わせて、服装選びをするようにしてください。
●気温の変化は服装で上手く調節を
この先は、日ごとの寒暖差がかなり大きくなりそうです。特に、20日(日)から21日(月)の朝は、冬物のコートが必要なくらいの所もあるでしょう。服装指数などを参考に、日々の服装選びに気を付けて、風邪など引かないようお過ごしください。