東北地方は明後日20日(金)の雨を境に、夏の残暑から秋の長雨に季節が移り変わるでしょう。20日(金)から21日(土)にかけては大雨の恐れがあります。その先も東北南部ほど天気がぐずつきやすくなりそうです。雨への備えは日頃からしておきましょう。
●【前半】残暑のち秋雨 20日(金)・21日(土)中心に大雨の恐れ
今日福島市では年間の真夏日日数が81日に達し、過去最多を記録するなど、異例の残暑が続いています。明日19日(木)も東北南部は夏の空気が居座り、すっきりしない天気と蒸し暑さが続くでしょう。福島では昼前後は局地的な雷雨や激しい雨にご注意ください。
明後日20日(金)から22日(日・秋分の日)頃にかけては前線が東北地方をゆっくり南下して、前線上の低気圧が本州を通過する予想です。このタイミングで暑さは徐々に落ち着きますが、雨の降り方には要注意です。20日(金)から21日(土)頃を中心に活発な雨雲が流れ込み、山形県を中心に大雨となる恐れがあります。前線の位置や低気圧の動きによっては雨のエリアが変わるため、最新の予報をご確認ください。
23日(月・振替休日)は天気がいったん回復して、3連休の中では最もお出かけ日和になりそうです。連休明けも東北南部ほど雨が降りやすくなるため、彼岸のお墓参りは23日(月・振替休日)がおススメです。
●【後半】北部は秋晴れ 南部は天気ぐずつく
26日(木)以降は、東北北部は天気が数日の周期で変わるでしょう。晴れる日ほど一日の寒暖差が大きく、朝晩は肌寒いくらいの日もありそうです。服装選びにご注意ください。
一方、南部では前線や湿った空気の影響を受けやすく、しばらく天気がぐずつくでしょう。昼間はムシムシとする日もありますが、朝晩は秋の涼しさを感じられそうです。前線の位置次第で予報が変わりやすくなるため、この先も最新の予報はこまめにご確認ください。
台風シーズンもまだ続きます。改めて大雨への備えをしておきましょう。
●長雨の季節 日頃から雨への備えを
万が一大雨となった際、被害を出来るだけ小さくするために、日頃から以下の3つを備えておきましょう。
① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。
いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。