今日9日(月)も広い範囲で晴れますが、大気の状態は不安定。関東と東北南部を中心に、所々で雨雲や雷雲が発達するでしょう。空模様の急な変化に注意が必要です。
●引き続き湿った空気が流入 局地的に雨雲や雷雲が発達
今日9日(月)も、日本付近は高気圧に緩やかに覆われ、広い範囲で晴れるでしょう。ただ、引き続き、雨雲の元となる湿った空気が流れ込みます。
特に、雨雲が発達しやすいのは、東北南部と関東甲信、東海(三重県が中心)です。昼頃からにわか雨の可能性があり、夕方から夜の帰宅時間帯にかけて、雨や雷雨の所が増えてくるでしょう。局地的には、道路が川のようになるほどの激しい雨が降りそうです。
北陸と近畿から九州にかけても、午後は山沿いを中心に雷雲の湧く所があるでしょう。突然の雨や、落雷に注意が必要です。
また、日本の南では熱帯低気圧が発生する予想で、沖縄はこの影響を受けそうです。雨が降ったりやんだりで、雷を伴って雨脚の強まる所があるでしょう。本島地方では、警報級の大雨となる可能性もあります。
一方、北海道と東北北部は、ほぼ一日晴れるでしょう。
●激しい雨とは
激しい雨は、1時間雨量が30ミリ以上～50ミリ未満の雨を表しています。これは、バケツをひっくり返したように降るイメージです。また、傘をさしていてもぬれるレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では道路が川のようになり、高速道路を走る車は、タイヤと路面の間に水の膜ができて、ブレーキがきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こるおそれがあります。
激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫の危険性が高まるおそれもあり、注意が必要です。
