東北地方はこの先も雨や雷雨の日が続きそうです。23日(金)午後から25日(日)頃にかけては台風9号から変わった低気圧の影響で雨量が多くなり、来週中頃は台風10号の影響がでてきそうです。蒸し暑い日が続くため、熱中症にも引き続き注意が必要です。
●土日にかけて秋田など大雨注意
23日(金)は台風9号から変わった低気圧が北海道の北を通過し、そこから延びる秋雨前線が東北地方にしばらく停滞する予想です。東北地方には暖かく湿った空気が流れ込んで、雨の降りやすい日が続くでしょう。
23日(金)は午後から青森県や福島県会津を中心に雷を伴って激しい雨の降る所がある予想で、道路冠水などに注意が必要です。夜には秋田県に前線の活発な雨雲がかかり、24日(土)朝にかけて最大120ミリ程度の大雨が予想されます。土砂災害や川の増水などに十分ご注意ください。
24日(土)の日中は東北南部を中心に、25日(日)は東北の広い範囲で雨や雷雨になる予想です。
25日(日)は前線上に小さな低気圧ができて、宮城県西部山沿いから岩手県南部で雨量が多くなる傾向です。雨の強まる地域は前線の位置によって変わりますので、最新の情報を確認しましょう。
●台風10号 来週中頃に東北方面へ接近か
台風10号は26日(月)から27日(火)頃に暴風域を伴い、強い勢力で西日本から東日本に接近・上陸の恐れがあります。
その後も北上傾向で、東北地方にも来週中頃に接近する可能性があります。
早ければ東北太平洋側の海上は27日(火)頃から荒れ始めて、28日(水)頃は陸上でも雨や風が強まる可能性があります。まだ進路には幅がありますので、こちらも最新の予報を確認してください。
●9月初旬も残暑続く
30日(金)以降も湿った空気の影響で曇りや雨の日が多くなりそうです。
最高気温も30℃前後の日が続き、福島では連日34℃が予想されます。湿度も高く、9月に入ってからもしばらく残暑は厳しいでしょう。東北ではすでに新学期の始まった学校もありますが、帽子や水筒を準備して風通しの良い服装を選ぶなど、熱中症には十分気をつけましょう。