14日(日)にかけて活動が活発な梅雨前線の影響で、西日本で警報級の大雨の恐れ。17日(水)以降は太平洋高気圧が次第に北に張り出し、西日本で梅雨明けとなる可能性があります。ただ、熱帯擾乱(熱帯低気圧や台風)が発生する可能性もあり、動向に注意。
●西日本で警報級の大雨の恐れ
12日(金)も活動が活発な梅雨前線の影響で、九州は局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨の恐れがあります。中国、四国から関東甲信も断続的に雨が降るでしょう。
13日(土)から16日(火)頃にかけても梅雨前線は西日本から東日本付近に停滞する予想です。14日(日)頃は前線上の低気圧が本州付近を通過するでしょう。九州から関東甲信では断続的に雨が降り、14日(日)頃にかけて、西日本では警報級の大雨となる恐れがあります。梅雨末期の大雨に警戒してください。
●太平洋高気圧が張り出す
17日(水)以降は次第に太平洋高気圧が北へ張り出して、梅雨前線は不明瞭となりそうです。西日本では晴れ間がでて、このタイミングで梅雨明けとなる可能性があります。
●九州~東海は晴れる日が多い
九州から近畿は19日(金)以降も晴れる日が多くなるでしょう。東海は20日(土)以降は日差しが照りつける日が増えてきそうです。一方、関東甲信から東北はまだ曇りや雨の日が多くなるでしょう。関東甲信の平年の梅雨明けは7月19日ごろですが、平年より遅くなる可能性があります。
最高気温は2週目以降は、沖縄や九州から関東甲信は35℃くらいまで上がり、猛烈な暑さとなるでしょう。北陸や東北、北海道も真夏日(最高気温30℃以上)の日が多くなりそうです。熱中症に警戒が必要です。
●熱帯擾乱が発生の可能性も 動向に注意
また、来週以降、日本の南の海上で、熱帯擾乱(熱帯低気圧や台風)が発生する可能性があります。この熱帯擾乱の動向次第では、予報が大きく変わる恐れがあります。今後の情報にご注意ください。