向こう1か月の北海道は、暖かい空気に覆われやすいため、気温は平年より高いでしょう。すでに暑さの厳しい日も出てきていますが、今後も万全な暑さ対策が必要になりそうです。また、前線が北海道付近にもかかり、ぐずついた天気となる可能性もあります。最新の気象情報に注意してください。
●1週目(7月6日～12日) 広くぐずついた天気で、大雨の恐れも
今日(4日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。
明日(5日)の午後から6日土曜日にかけては広い範囲で雨が降り、降り方の強まる所が多いでしょう。道北やオホーツク海側、道南方面の山沿いなどでは局地的に雨の量が多くなる恐れがあります。
7日日曜日以降も、広い範囲で曇りや雨のぐずついた天気となりそうです。しばらくは日差しの少ない状態で経過するため、時折出る晴れ間を有効に活用するとよいでしょう。
気温は日曜日にかけては平年より高めに経過し、雨の影響もあって蒸し暑く感じる所もあるでしょう。月曜日以降は平年並みの所が多く、来週は厳しい暑さとなる可能性は低い見込みです。
●2週目(7月13日～19日) 厳しい暑さ・前線の動きに注意
本州にかかる前線が北上し北海道付近にかかると、道内ではぐずいついた天気となる日が多く、前線の発達の程度などによっては大雨となる恐れもあります。前線などの動きに注目し、大雨や荒れた天気が予想された場合は、最新の気象情報や交通情報などをしっかり確認するようにしてください。
また、暖かい空気に覆われやすいため、気温は平年より高く経過するでしょう。ぐずついた天気の中で気温が上がると、気温以上に蒸し暑く感じることもありそうです。熱中症や食中毒には十分に注意してください。
●3～4週目(7月20日～8月2日) 夜間の熱中症対策も忘れずに
平年と同様に、日本海側は数日の周期で天気が変わるでしょう。太平洋側とオホーツク海側は曇りの日が多くなる見込みです。
気温は平年並みか高く、朝晩の気温も下がりにくくなって寝苦しく感じる日もありそうです。
なお、7月22日は二十四節気の大暑で、暑さが最も厳しくなる頃のことを指します。この期間は1年の中でも気温が高い時期となるため、時間を決めて水分を補給する、汗を多量にかいた際は塩分も補給するなど、いつも以上に暑さへの対策を行ってください。また、寝る前にコップ1杯の水を飲むなど、夜間の熱中症にも十分な注意が必要です。
