向こう1か月の北海道は、暖かい空気に覆われやすいため、気温は平年より高くなるでしょう。なお、5月の紫外線は真冬の時期の5倍くらいの強さにもなるといわれています。これから大型連休を迎えることもあり、外出の際はしっかりと紫外線対策を心がけてください。
●1週目(4月27日~5月3日) 大型連休は外出日和が多くなりそう
今日(25日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。
29日月曜日にかけては晴れ間や日差しの出る所が多く、大型連休のスタートの週末は広く外出日和となるでしょう。30日火曜日から1日水曜日にかけては、低気圧を含む気圧の谷の影響で、雨の降る所が多くなります。低気圧のコースによっては、太平洋側を中心に雨の量が増える恐れがあるため、最新の気象情報に注意してください。
2日木曜日以降は晴れ間の出る日が多く、大型連休の後半はお花見などの行楽にもよい日和となりそうです。
気温は平年並みか高く、特に29日月曜日ごろまでは初夏のような暑さとなる所もあるでしょう。調節しやすい服装での外出がおすすめです。30日火曜日からはいったん平年並みかやや低めとなり、暑さは落ち着く見込みです。
●2週目(5月4日~10日) 高めの気温が続き、夏のような陽気も
高気圧と低気圧が交互に通り、天気は数日の周期で変わるでしょう。大型連休の最後の週末は晴れ間の出る所が多く、お花見や行楽など外出にもよさそうです。
北海道には暖かく湿った空気が流れ込みやすいため、日本海側と太平洋側の気温は平年より高く、オホーツク海側も平年並みか高いでしょう。
なお、晴れて気温が高く、空気が乾燥する日は花粉が飛びやすくなります。加えて風も強いとさらに飛びやすくなるため、このような気象条件に当てはまる日は、特に花粉への対策をしっかりと行うようにしてください。
●3~4週目(5月11日~24日) 紫外線には注意!
引き続き、天気は数日の周期で変わる予想となっています。
5月の晴れた日の紫外線は、真冬の時期の5倍くらいの強さにもなるといわれています。夏本番ではないから、北海道だからといって油断せず、日焼け止めクリームや日傘などによる対策を心がけてください。
なお、曇っていても快晴の6割くらいの紫外線量となるため、太陽が出ていなくても対策は怠らない方がよさそうです。
なお、一時的に寒気の影響を受ける可能性があるため、日本海側とオホーツク海側の気温は平年並みの見込みとなっています。一方、太平洋側は平年並みか高く経過するでしょう。
5月前半と比べると、急に寒さが戻るような日があったりと、気温変化が大きくなる可能性があります。日々の寒暖差などで体調を崩さないよう注意してください。