2024年のゴールデンウィークは、前半(4月27日~5月1日)は全国的に天気の崩れる日があるでしょう。後半(5月2日~5月6日)は晴れ間の出るところが多い見込みですが、終盤にかけては雲が広がりやすい見込みです。
●ゴールデンウィークの天気
日本気象協会は、2024年のゴールデンウィークの天気予報を発表しました。
日本気象協会独自の予測では、2024年のゴールデンウィークは、前半(4月27日~5月1日)は、はじめ晴れる所が多いですが、前線や低気圧の影響を受けて西日本から雨が降りやすくなり、 東日本や北日本でも下り坂に向かって、雨の降る日がありそうです。屋外でのレジャーは雨対策も準備しておきましょう 。雨の日用に、室内のお出かけスポットも検討しておくと良さそうです。梅雨入り前の沖縄は、期間を通して雨が降りやすい見込みです。
後半(5月2日~5月6日)も、全国的に晴れ間の出るところが多い見込みですが、終盤にかけては雲が多くなる見込みで、雨の降る日もありそうです。沖縄は、後半ほど晴れる日が多くなるでしょう。
ゴールデンウィーク期間全体を通して大気の不安定な状態が予想されるため、急な雨に注意が必要です。最新の天気予報を確認するとともに、山や川でのレジャーは、黒い雲が近づいてきたり、雷の音が聞こえたりするなどの、天気が急変するサインを見逃さないようにしましょう。
ゴールデンウィーク期間中は日ごとの寒暖差は大きくありませんが、平年に比べると気温が高く、東日本や西日本では最高気温が25度以上の夏日となるところが多いでしょう。湿度は高くなることが予想されているため、カラッとした暑さよりは、ムシムシとした暑さとなる見込みです。
●半袖が活躍しそうな地域は?
日本気象協会は、最高気温23℃以上の日が一週間程度続くようになるタイミングを「半袖切りかえ前線」として、各地に半袖切りかえ前線がいつ頃到達するのかを発表しています。沖縄や鹿児島、東京はすでに到達していますが、ゴールデンウィーク期間に入る前に、福岡や広島、大阪、名古屋にも「半袖切り替え前線」が到達し、ちょうどゴールデンウィーク期間が始まる頃に長野にも到達するでしょう。その日の着る物選びに困らないように、半袖を何枚か準備しておくと良さそうです。
●春でも社内の熱中症に注意 お子様を車内に残したまま車から離れないで!
ゴールデンウィークは車に乗ってお出かけ予定のある方が多くいらっしゃると思いますが、春でも車の中で発生する熱中症には注意が必要です。
熱中症の症状には、めまいや顔のほてり、体のだるさや吐き気などがあります。どのような症状が熱中症の症状であるかを知っておき、いつもと体調が違うなと思ったら熱中症になっている可能性があることに気付けるようにしましょう。
外気温がそれほど高くない日でも、直射日光の当たる場所に車を駐車すると、車内温度が上昇する場合があります。
2019年5月8日に屋外駐車場で実施した実験では、外気温が23.3℃〜24.4℃であったにもかかわらず、直射日光の当たる場所に駐車した車は、計測開始時25℃だった車内温度が約2時間後に、軽ワゴン車で39.9℃、大型SUVで46.5℃を観測しました。真夏に比べると車内温度は少し低くなっていますが、車内はかなりの高温になっていました。(日本自動車連盟:JAFユーザーテストより)
春でも油断は禁物です。今年のゴールデンウィーク期間中は、実験を行った日と同じくらいかそれ以上の気温となる日が予想されています。短時間であっても、決してお子様やペットを車内に残して車から離れないようにしてください。