向こう一週間は、高温傾向です。日中は上着なしで過ごせる日が多いでしょう。広く天気が崩れるのは、明日8日から9日です。
●高温傾向 那覇市は連日夏日 東京都心など次の週末は25℃近い予想
向こう一週間は、高温傾向です。
9日から10日は、北海道を中心に寒さが戻りますが、一時的でしょう。
最高気温は、平年並みか高い日が続く所が多い見込みです。那覇市は連日25℃以上の夏日でしょう。大阪市や東京都心では、次の週末は25℃近くまで上がる日がある予想です。
朝晩は、この時期らしく冷えることもありますが、日中は上着なしで過ごせる日が多いでしょう。積雪の多い地域では、なだれ等に注意が必要です。
●インド洋の水温 顕著に高く 日本の高温の一因
インド洋の海面水温は、平年より高く、顕著に高くなっています。この影響で、偏西風は、インド洋西部で北へ偏っています。偏西風の蛇行により、日本の東では高気圧が強まるでしょう。沿海州付近でも高気圧が強まることもあり、日本付近は暖かい空気に覆われやすくなります。日本が高温になる一因です。
●東南アジアで酷暑 日本では明日8日~9日は広く雨
さて、東南アジアでは4月に入る頃から酷暑になっています。ラオスでは、4月の月平均最高気温は32.7℃ですが、4月1日から5日にかけて40℃を超える日が続いています。
東南アジアの酷暑の原因の一つは、インド洋の海面水温が顕著に高くなっている影響で、高気圧が日本の南で、西へ張り出し、さらに東南アジア方面まで張り出しを強めているためです。
この高気圧の北側では、前線が停滞しやすくなっています。明日8日から9日、前線の北側の雨雲が、九州から東北南部を中心にかかるでしょう。東海や関東南部を中心に、雨脚が強まる可能性もあります。明日8日から9日の外出は、多くの所で雨具が必要です。
明日8日から9日の雨の後は、日本の南で高気圧の西への張り出しは弱まるでしょう。このため、前線は南下し、日本では、広く日が差す日が続く見込みです。東南アジアの酷暑もピークを過ぎるでしょう。